東京青年会議所(以下JC)をご存じですか? 今回は、渋谷のラジオにて東京青年会議所 渋谷区委員会で活躍する伊是名千晶さん(委員長)、北井章展さん(地区事業担当副委員長)、大原千晶さん(PRチームリーダー)をお迎えしそれぞれの活動内容や、8月31日に実施される地区事業「Shibuya Life Canvas」についてお話を伺いました! 地域や次世代に向けた社会貢献活動を行う東京青年会議所 渋谷区委員会の魅力がたくさん詰まっています。
渋谷区委員会の3名にインタビュー
ーー東京青年会議所 渋谷区委員会ってどんなところですか?
伊是名さん「今年75周年を迎える結構古い団体です。志の高い青年経済人によって『奉仕』『修練』『友情』という三信条のもと、「明るい豊かな社会の実現」という理念を掲げ、人種、国籍、性別、職業および宗教の別なく自由な個々の意志により入会したメンバーで構成されています」
東京青年会議所 渋谷区委員会については伊是名千晶さんインタビューで詳しく話されているのでぜひご連絡ください
https://shibuya-shimbun.com/archives/9130
ーーJCに入ったきっかけはなんですか?
伊是名さん「JCに入ったのは父に無理やり入れさせられたのがきっかけです。23歳の時に仲間作りのために入りましたが、15年ほど続けて自分が磨かれたなと思っています」
北井さん「父と仕事をしているのですが、父はお酒も煙草もゴルフもしない外との関わりをあまりしないタイプなんです。私自身は人と交流をするのが好きなのですが、父が思いつきでJCとかいいんじゃない?と提案してくれて去年入会しました。40歳までなので残り1年全力でやろうと思っています」
大原さん「うちも家業をやっているのですが、コロナ禍や情勢などを踏まえて外部のコミュニティに参加した方がいいんじゃないかと社内で話になっていたタイミングで渋谷区委員会のOBの方に紹介してもらいました。先月入会したばかりですが、残り9年頑張っていきたいと思います」
ーーお仕事、JCの活動とお忙しいと思うのですがお休みの日は何をしていますか?
伊是名さん「普段外に出ているので、家の中にいることが多いです。本当に何もない日はずっとスマホで漫画とか見てますね。課金、課金!という感じで(笑)」
北井さん「写真とか旅行だったのですが、最近はなかなかできておらずでして。家の中にはいれないタイプなので外に出ることが多いです」
大原さん「職業柄365日休みがなくスキマ時間が休みということもあるので、委員長と似ているのですが漫画を読んでいますね。今朝も電車に乗りながら課金してきました」
ーー渋谷と関わりを持ったのはいつですか?
伊是名さん「しっかり関わったのはJCからなので渋谷区委員会に入った2012年です。大学は東京だったので大学生の時ダンスサークルに所属しよく渋谷で遊んでいました」
北井さん「渋谷区委員会に所属しているのも、生まれが渋谷出身だからというのがあります。幼少期も渋谷に映画を観に行くなどしていました。仕事も10年前に事務所を渋谷に移転したのでずっと渋谷にいます」
大原さん「高校生のころは良く良く遊びに来てましたね。社会人になってからは離れてしまったのですがJCに入って渋谷の陰で活動されている方々と交流し、深く関わらせてもらっています」
今年の地区事業のテーマは性教育
ーーJCではどんな活動をしているのですか?
伊是名さん「事業を実行していくにあたりきちんと計画をしなくてはならないので月に1回定例会のようなものをしています。また東京青年会議所メンバーが全員集まる勉強会も月に1回あります。その他事業を行うにあたり、そのミーティングなどが個別に行っていきます」
ーー渋谷区委員会では過去にどんな事業やイベントを行いましたか?
伊是名さん「今年は、委員会として4つ年間を通してイベントを行う予定です。1つ目はわんぱく相撲渋谷区大会、2つ目は渋谷大館グリーンツーリズムというイベントで秋田県大館市の子どもたちと渋谷区の子どもたちが交流する事業を行いました。渋谷大館グリーンツーリズムに関しては、8月に大館市の子たちを渋谷で受け入れ、10月には渋谷区の子たちを大館市に送り、稲刈りなど自然を体験してもらいます。11月にはくみんの広場にも出店する予定なので見かけたらぜひ声をかけて欲しいです」
北井さん「渋谷区委員会では毎年大きい地区事業を行っているのですが、今年は8/31にShibuya Life Canvasというイベントが開催されます。性教育とフェムテックを中心とした女性のライフデザインをテーマとしています。今回は我々JCとコンドームで有名な相模ゴム工業株式会社さん(以下:サガミさん)との共催で行うことになっています。サガミさんも若い子たちにコンドームで自分の身を守ることやなぜこれが必要なのか強い思いがあるので、それらを体験として伝える場を一緒に作っていきます。体験や展示で色々なコミュニケーションを通して、性のことや女性の自分の体のことを知ってもらうきっかけになってくれてたらいいなと思っています」
ーー今回性教育をテーマにした理由は?
伊是名さん「青年会議所は中長期ビジョンを策定していてそれに向かって課題解決を目指しています。今年のテーマが福祉で、少子化問題や地域を巻き込んでどう子育てをよりよくしていくのかなどがあります。加えて、私自身が一度子どもを堕ろした経験があり、その時に女性って体も心も痛めるし、産むとしても仕事どうしようとか、キャリアと出産・結婚を天秤にかけるシーンが多くあるなと感じました。私は知識不足で堕ろす選択をしてしまったのですが、知識があれば防げたかもしれないので女の子は自分の身を自分で守らないといけないなと感じています」
伊是名さん「女性はライフステージの中で、結婚・妊娠・出産というものはどうしてもキャリアに関わってきてしまうので、若いときに卵子凍結ができるとか妊娠のタイミングの話とか考えるきっかけを与えられるようなイベントになったらいいなと考えています」
ーー見どころなどお願いします!
北井さん「体験要素がたくさんあるので、能動的に学べるのがとても魅力です。点だけでなく面で捉え、ライフデザインを考えることができます。若い子たちへの性教育は触れにくい問題だと思うからこそオープンな場所で協賛企業さんと一緒にやれるのは重要だと思っていますので、ぜひ足を運んでもらって楽しいとだけでも感じてもらえたらいいなと思います」
北井さん「幼少期向けに『いのちの授業』をされているモデルでクリエイターの鈴木えみさんや若い世代にコンドームの装着の仕方や重要性の啓蒙活動をしているびわコンドームプロジェクト代表の清水美春さんをお招きしたステージなどもありますので、ぜひ無料ですので参加してみてください」
ーーどんな人に来て欲しいですか?
大原さん「ライフデザインから性教育など幅広く取り扱うので、10代20代はもちろん子育て世代の方々、子育てが終了した方々など最新の情報をお届けできる機会となっておりますので、世代を問わず老若男女に来て欲しいですね」
渋谷だからできること
ーー渋谷で開催する意義はなんですか?
伊是名さん「私は渋谷区委員会所属というのはもちろんなのですが、渋谷だったらこんなにオープンにやってもいいんじゃない?という感覚はあります。渋谷だから爽やかにかっこよくやっていきたいと思っています。場所も原宿駅の目の前なので通りすがりの方もぜひ遊びにくる感じで来て欲しいです」
伊是名さん「渋谷区さんからも講演をいただいております。多くの方々が大切なことだと思って応援してくれているので、とにかく多くの方に来てもらえると嬉しいです」
ーー最後にメッセージをお願いします!
大原さん「日本は性教育などがなかなかオープンにできない環境にある中で渋谷区委員会としてやるので、性教育とかフェムテックとか少しでも馴染みを持ってもらえたら嬉しいです。カップルでもお友達でも親子でもいいので、ぜひ遊びに来て欲しいです」
北井さん「現代は情報がありふれているので自分で興味のある情報を取りに行っていると思うのですが、興味がなくなかなか自分から飛び込まないものを体験したとこに以外と興味を持てたり勉強になったりることがたくさんありますよね。今回も楽しみながら学ぶことができるので、気軽にお越しいただけると嬉しいです」
伊是名さん「自分の体を知ることは当たり前だと思うし、それを教えるのが親の責任だと思うし、それを知らないことで命を落とす可能性もあるのになかなか学校では教えてくれない。保護者も教えることができない、なぜなら習ってないから。性教育の指導に悩む方にも来てもらいたいと思っています」
【Shibuya Life Canvas ~性教育とフェムテックで考えるライフデザイン~】
日時: 2024年8月31日(土)10:00~18:00
場所: WITH HARAJUKU HALL
参加費: 無料
詳細・申込:https://tokyojc-shibuya.jimdosite.com
主催: 公益社団法人東京青年会議所 渋谷区委員会
共催:相模ゴム工業株式会社