子どもたちが嬉々として成長していく姿が見える!!  『アタムアカデミー』の充実したカリキュラムに驚嘆!!

シェア・送る

子どもの「絵が好き」を軸に、将来に活きる自立思考を身に付ける…… 。この言葉通り小学生〜高校生までを対象に、オンライン型デジタルイラスト教室を手がけるATAM ACADEMY(アタムアカデミー)。

このアカデミーが主催する生徒作品展示会、名づけて『キャラクター大図鑑展』が、7月17日〜27日に渋谷ヒカリエの8階にある渋谷ヒカリエ 8/CUBEにて開催されていた。ここでは子どもたちがデザインしたオリジナルキャラクター、777点がアクリルスタンドになって飾られていた。そんなひとつひとつの作品を見ながら、アタムアカデミーではどんなカリキュラムが行われているのか、教えていらっしゃる戸田ゆうか先生とカリキュラム制作担当のわだち先生にお話をうかがった。

777人のアバターが私を見ている!!

会場に足を踏み入れた途端、棚という棚を埋め尽くすアクリルスタンドに描かれたキャラクターたちに圧倒された。

777点もあるこのキャラクターたちは、アタムアカデミーでデジタルデザインを学んでいる生徒たちの作品だ。生徒といっても、参加した面々は小学校1年生から高校生といった子どもたち。そんな彼らが自分のアバターとして作りあげたものだという。

「まず、最初に課題で自分の特徴とか個性を書き出します。そこから担当講師と一緒になってキャラクターの特徴…… どの辺が他の子と差別化できるかなどを考えながら、少しずつデザインのイメージを固めていく。そういうアイディア出しみたいなところを大事にしています。製作時間は約3ヶ月。もともとは12月〜2月のカリキュラムとして出したものを展示しています」と説明してくださったのは戸田ゆうか先生。

なるほど、確かにどのキャラクターも画風は全く異なる。まさにここには777人分の個性が櫻花している。それにしてもどうしてこういうアクリル・スタンドの形で作品を展示しようと考えたのか。

「絵だけを展示すると、展示会として見応えのないものになってしまうのではないかという話になったんです」とカリキュラム担当のわだち先生は語ってくれた。

「何か展示の方法として付加価値じゃないですけれども、人を惹きつけるような展示ができないかと探って企画していきました。実際やってみて、こんなに迫力のあるものになるとは思っていなかったので私達も驚きましたね」(わだち先生)

しかし見れば見るほど、その個性のきらめき方が面白い。それぞれの個性を引き出す講師陣の導き方が気になってきた。戸田先生によれば、それは生徒ひとりひとりの個性をオンライン授業で見つつ、その子だけのヒントを出していくことができているからだという。

「You Tubeなどでは学べない技術的な面だけでなく、その子の絵の個性をちゃんと講師が理解して特徴を活かしたアドバイスをしているので、自分らしい絵が確立しやすいんです。授業は週に1回1時間。曜日は固定で例えば水曜日16時から何々先生が講義をするとか時間も決まっています。1クラスは最大でも4名まで。今回でしたら、それぞれが線画でまずはキャラクターを描き、デジタルで色塗りしたわけですが、その段階ごとにアドバイスをして、授業の度にブラッシュアップをしていく形です。すべてオンラインなので、全国各地に生徒さんはいます。中には日本にいない方も。とにかく自宅で作品を製作し、先生が提示したQRコードを読み取って作品を提出します。だからITリテラシーが高くない小学1年生から学べる。それも強みかなと」(戸田先生)

是非デジタルで絵を描く体験を!!

戸田先生もわだち先生も、間違いなくZOOMを使ったオンライン授業が子どもたちにとって良いのだという。

「慣れてしまえば小学1年生でも、両親が不在でも自分でパソコンを立ち上げてZOOMでアクセスして講座を受けることができます。送り迎えの必要がないから、安全面でも安心ですしね」(戸田先生)

「先程もお話にあった通り、生徒さんによって可愛いキャラクターが描きたい人、カッコ良いキャラクターが描きたい人など多種多様なので、どんな生徒さんでも実践できるようなカリキュラムを意識して作ってます。とはいえ、生徒さんによっては合わない場合もあるので、その時は先生にお任せして個人に合わせて柔軟に対応してますね。その都度都度に対応できればと」(わだち先生)

ちなみにもしパソコンなどを持っていなかったとしても安心あれ。アタムアカデミーからiPadとかを貸出もしてくれるという。

「ZOOMに参加する環境だけはご用意いただいていますが、機器が何もない状態からでも通っていただける。こちらはかなりメリットだと思っています」(わだち先生)

「しかもiPadのおえかきツールの基礎から学べるんです。子どもたちは覚えるのはとても早いですし」(戸田先生)

「カリキュラムはホントにいろんなものがあって。イラストにまつわるいろんな仕事のロールプレイができるようなカリキュラムも多いです。例えばイラストレーターになるためのカリキュラムもあれば、ファッションショーを企画したり、本を作ったり、ポスターを作ったり。イラストに関係する職業を経験できる。つまりロールプレイして経験を積めるんです」(わだち先生)

いわば実際に自分のイラストで稼ぐカリキュラムがあるのだ。仕事体験と言ってもいい。身の回りにあるものをデザインして売る体験も積める。実はこういったマネタイズを知ることはとても重要。具体的にイラストで食べていくイメージがつかめるし、実際にどう行動したらその夢が叶うかもわかってくる。

今回の展示会でも創られたキャラクターのアクリル版を、買えるように設定されていた。

「ターゲット層とか考えるんだよって教えたりもします。60歳の方に売るのと20代の働く女性に売るのとでは、デザインが違うという説明をする。その年代のターゲット層の人が好きそうなものをリサーチして、絵とか描かないと売れないってことです」

とにかくアタムアカデミー ATAM ACADEMYは、累計1,900人を超える生徒が受講するオンライン型のイラスト教室で、うなぎ昇りに受講者もあがっている。画期的なカリキュラムで絵だけではなく、いろんな部分を伸ばすことができるのが魅力だ。

「常に無料の体験会をやっているので申し込みいただいて、まずデジタルで絵を描く体験をしてほしいです。実体験が将来に必ず役に立つので。まずはやってみてください」(戸田先生)

◾️ATAM ACADEMY(アタムアカデミー)
公式HP https://atam-academy.com/

◾️戸田ゆうか先生
絵本作家として『ジミーと夕焼けの黒猫楽団』『チャックとさすらいの黒猫楽団』を刊行しています。商品企画やデザイナーのお仕事経験を活かし、イラストやデザインが形になってどうやって世の中に出ていくのかを一緒に考えるレッスンを行います。いろんな思い付きを自由に聞かせてください!

◾️わだち先生
アニメーターやイラストレーターとして活動してきました。経歴上、線画ベースで絵を描くのが得意ですが、それとは違った描き方をしてみたり、絵に 3D を取り入れてみたりなど、日々工夫しながら絵を描いています。カリキュラムを通して皆さんの成長を支え、少しでも力になれたら嬉しいです。

この記事をシェアする
シェア・送る