今回は新人ライターの黒沢が、新たに渋谷新聞に関わってくれる日野将英さんをインタビュー!
高校二年生の視点から、スポンジと渋谷新聞について語ってもらいました。
沢山の課外活動をしている日野さんは、どんな高校生活を送っているのか。将来の目標についても聞いてみました!
日野さんってどんな人?
ーーまずはプロフィールからお願いします
2007年の8月17日生まれで、今は高校2年生です。相模原生まれ、相模原育ちです。 小学校は地元の公立に通っていました。そこから中学受験をし、今は神奈川県の中高一貫校に通ってます。
ーーどんな学校生活を送っていますか?
高校生活で特に力を入れているのは勉強と文化祭実行委員の活動です。現在は二年目として広報部署に所属しています。この部署では文化祭のパンフレット作成や公式ホームページの作成、文化祭のテーマソングのMV制作などを担当しています。特に、学校内で行われるCM大賞の取り仕切りを行っています。
ーー文化祭実行員を始めたきっかけはなんですか?
興味を持ったきっかけは、姉がやっていたというのが大きいです。2つ上の姉も同じ学校に通っていて、姉が楽しそうに文化祭実行委員をやっているのを見ていました。そこで自分も文化祭に興味を持ちました。
僕が通う学校には体育祭、文化祭、合唱祭、展示祭の4つの行事があります。僕は特に文化祭の雰囲気がとても好きでした。そのなかでも、中学2年生の時の歴史劇が印象に残っています。毎年、歴史に基づいたテーマで劇を行っていて、僕の時はコロナ禍だったので映像での発表になりましたが、それも楽しみの一つでした。元々歴史が好きだったので、全ての公演を観るほど熱中しました。各クラス4回ずつ公演がありましたが、全ての公演を観たクラスもあり、それほど文化祭に入り浸っていたのはいい思い出です。それをきっかけに、文化祭実行委員になるのも良いなと思って参加しました。文化祭は大好きなものの一つです。
ーー普段から熱中していることって何かありますか?
結構動画編集に興味があって、というか好きでやっています。コロナ前には少しだけ知っていましたが、本格的に始めたのはコロナになった後の中学2年生の時です。さっき話した歴史劇の話に戻りますが、僕たちの年は動画で劇を行いました。普段は実際に劇をやるんですが、コロナの感染予防のために映像を流す形式になり、その時に動画編集を担当しました。これがきっかけで、動画編集を身近に感じるようになり、今でも何かあるたびに編集をやっています。例えば、クラスの作品としてCMを作って出したりもしています。動画編集をきっかけに渋谷新聞に入るきっかけとなった人とも知り合うことができました。動画編集を楽しんでやっているだけでなく、そのスキルに助けられていると感じます。大げさかもしれませんが、動画編集を通じていい経験をたくさんしているなと思います。
日野さんと渋谷新聞
ーーここからは渋谷新聞に関わる質問をしますね。では、まず渋谷新聞に入ったきっかけは何かありますか?
新聞に入ったきっかけは、姉の友人の先輩の影響です。その先輩が去年、「まなぶやカレッジ」(スポンジを拠点にするビズブーストキャンプのイベント。初対面の参加者同士でチームを組み、0から始めるチームビルディングと、ビジネスモデルの実証実験や実行まで行う超実践型のビジネスイベント)に参加していて、そこでのイベントがすごく面白いと聞きました。最初はその「まなぶやカレッジ」に参加したいなと思って、まずはその組織に顔を出すために渋谷新聞の編集会議に参加することにしました。
初めての編集会議で、僕は知っている人が誰もいない状態でしたが、勇気を出して飛び込みました。そこで「学生中心で活動するローカルメディアって面白いな」と思って、ライターになりました。色々な人に取材したり、企業を訪問できたりしたら楽しいだろうなと思ったんです。渋谷で頑張っている方々の話を聞けたら、将来へのインスピレーションになるかもしれないと感じて、渋谷新聞に関わることにしました。
ーー僕と同じく渋谷新聞に入ったばかりだと思いますが、どんな印象ですか?
当初抱いていたイメージよりも、すごく活発に動いているなという印象があります。また、馴染みやすい雰囲気があり、他の学生と話す機会も多く用意されているので、すぐに馴染むことができました。他にも、新聞に参加して知り合った人たちとの交流も多くありました。実際に今年、「まなぶやカレッジ」に参加しているんですが、そこで既にスタッフやファシリテータースタッフの方々を知っていたので、コミュニケーションが円滑に進みました。そのため、すごく良い印象を持っています。
僕は中高一貫校に通っていて、環境にはとても満足しています。でも、高校から途中で入ってくる人もいないし、自分が高校を移ることもないので、価値観が固まりがちです。だからこそ、今の時期にいろんな人と知り合えて楽しいなと思っています。
こうやっていろんな人と話すみたいな、本来なら知り合わなかったはずの人と話せて面白いです。いろんな人の人生を聞いて、将来の進路を考えるのも良いですが、世代が近い人たちと話して、「そうなんだ」とか「そっちもそうなってるんだ」といった些細な話を共有できるのが楽しいです。
ーー渋谷新聞でこんな記事や活動をしたいというのはありますか?
以前、あるイベントに参加しました。そのイベントでは、学生が社会問題を解決するための投資ポートフォリオを考えるというもので、仮想的に500万円が与えられ、それを基に投資を行い、その理由をレポートにまとめて提出するという内容でした。僕はそのチームでリーダーを務め、入選することができました。そのイベントの中で、東急の子ども支援課の方にオンラインで取材し、話を聞くことができました。こういった経験を生かしながら、これから渋谷新聞での取材を通していろいろな大人の方に話を聞いてみたいなと思っています。僕の両親は医療福祉系の職業に就いており、姉も両親と同じような進路に進んでいます。僕はその環境に満足していますが、違う視点を持つことも大切だと思っています。あえて親や姉とは違う方向に進んでも楽しいだろうなと考えています。大学でも色々なことを学びながら、いろんな業界の人に話を聞いてみたいです。それが僕の将来の夢の一つです。
それともう一つ、渋谷新聞でやりたいなと思っているのが、同年代、特に中高生の仲間を増やすことです。黒沢さんをはじめとして、大学1年生が多いなと感じています。実際、人数で言うと、中学1年生から高校3年生よりも大学1年生の方が多いのが渋谷新聞の現状です。これから色々な活動をしていくと生まれていく、さまざまな繋がりを通じて、高校生をもっと増やせないかなと思っています。高校生の視点も必要だと思いますし、もっと多くの同年代と一緒に活動できたら、さらに面白くなると信じています。
ーー将来の展望を聞かせてください
好きなことやスキルを活かしていきたいと考えています。さっき動画編集の話をしましたが、それを活かしたいというのもありますし、グローバルに活躍できたら楽しいだろうなとも思っています。
去年の夏、学校のイベントで一部の生徒がオーストラリアへ海外研修に行く機会がありました。それが初めての海外渡航で、初めての飛行機でした。飛行機は約7時間のフライトで、かなり緊張しましたし、足がむくんで痛くなってしまいましたが、それも良い経験でした。オーストラリアでは、日本とは違う風景や星空を見ることができました。例えば、カノープスという日本では見えない星が見えたり、カンガルーやワラビーが路上にいる光景を目にしたりしました。自由な気風も感じられて、8時に出発しないといけないはずなのに、8時を過ぎてから家を出るといった感じに、時間に対してルーズなところもありましたね。
その経験から、海外で働くのも面白いだろうなと思うようになり、英語を頑張って勉強しています。英語だけでなく、他の言語も学び、いろんな人と関われたら楽しいだろうなと思っています。
スポンジを拠点に渋谷を望む
ーー渋谷の好きな場所ってありますか?
もう失礼ながら、ないというか(笑)
ーーえぇ(笑)では、渋谷との思い出はありますか?
小学校の頃、親しい友人とJR東日本の首都圏エリアでスタンプラリーに参加するなかで渋谷、新宿、東京、上野など名だたる駅を訪れました。駅から出て特定の場所に行くことはほとんどありませんでしたが、一度、渋谷と言えばハチ公だということで、友人と一緒にハチ公を見に行きました。それが初めて渋谷に来た日でした。地元が神奈川だったため、都内の入口として渋谷を通っていましたが、特に深い縁はありませんでした。中学校に入ってからは、歴史見学の一環で友人と靖国神社を訪れ、その帰りに渋谷に寄ったことがあります。しかし、その時の渋谷は荒れている感じがして、モスキート音や臭いが気になり、あまり良い印象は持てませんでした。その後、先輩に誘われたのをきっかけに渋谷新聞の編集会議に参加するために再び渋谷を訪れ、スポンジに行きました。この時、渋谷にも高校生が活動できる場所があることに驚きました。新たな発見があり、渋谷に対する見方が少し変わった経験でした。
ーーでは渋谷の好きな場所は、スポンジということですか?
スポンジですね。本当に今まで渋谷を全然歩いてこなかったので、それ以外は見当たらないですね(笑)
でも、最近は「まなぶやカレッジ」のフィールドワークで渋谷色々歩くことが増えて、 そこで渋谷にいろんな顔があるなってことにやっと気づいて、このスポンジのちょっと裏に行けば、NHK放送センターや渋谷区役所があって、一気に落ち着いた街になって面白いなって。そこでやっといろんな顔の渋谷が知れたって感じですね。
今は渋谷を少しずつ知り始めて、前まで渋谷に対して偏見を持っていたなと感じています。まだまだ渋谷の知らない場所がたくさんあるでしょうし、行ってみたいなと思っています。以前、渋谷駅の南側や東側に何か面白い場所があると聞いて見に行こうとしたら工事中でびっくりしたこともありました。それも良い思い出です。最近は渋谷でGoogleマップなしで歩けるようになりたいと思っていて、それが一つの目標です。これからスポンジを拠点に、渋谷の好きな場所を見つけるのが楽しみです。
ーーありがとうございます! では最後に、これを読む方へのメッセージをお願いします!
少しでも興味がある高校生や中高生、大学生の皆さん、ぜひ参加してみてください。新しいメンバーと出会うことで、お互いにとって素晴らしい経験になると思います。私も何も知らずに飛び込んだ人間ですが、それでも大丈夫な場所だということを保証します。興味があれば、ぜひ一度顔を出してみてください。きっと楽しい経験が待っています。
今回のインタビューで日野さんがどんな人物なのかを知ることができました。
高校生ながら、様々な課外活動で活躍している日野さんの今後が楽しみです!大学1年の自分より、2つ歳下の日野さんから良い刺激をもらい、渋谷新聞にもっと関わっていきたいと強く思いました。
中高校生の皆さん、渋谷新聞に興味が沸いたらぜひスポンジでお待ちしております!!