ShibuyaCross-FM 萩本舞さん(モデル/タレント/ラジオパーソナリティ)

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ShibuyaCross-FMで「SHIBUYA VOICE」という番組の木曜日担当パーソナリティをしている萩本舞さん。

先日、2021年12月2日に渋谷新聞代表の鈴木と編集長の鏡が出演させていただいたご縁で、インタビューさせてもらいました。

内定を辞退して踏み出した パラレルキャリアの原点

 

(渋谷新聞)

モデル、ラジオパーソナリティ、イベント司会者、そして学校の英語の先生(非常勤講師)までしているといういくつものキャリアをもっている舞さん。

パラレルキャリアなんて最近言われ始めていますが、ここまで多様なキャリアをされている舞さんの原点に迫らせてください。

 

 

(舞)

実は、大学4年生の時にある教育系の会社に内定をいただいていました。しかしなんとなく体調が悪く、大学の健康診断を受けた時に、このままだと10年後に死んでしまうかもしれないと言われました。そこで、内定していた会社を辞退しました。

その時に自分のやりたいことをやってみようと思い、やりたいことを振り返りました。

話す仕事がしたかった、レポーターをやりたかったと思い、当時あったコミュニティーFMの「SHIBUYA-FM」のオーディションに応募して、レポーターを始めることになりました。

他には、大学在学中に大学のミスコンでグランプリを頂いたご縁で活動していました。そんな中、モデル事務所にスカウトをいただき、モデルとしてスタートしました。

 

モデルを始めて数年たった頃、37.5℃の熱が何週間も下がらないなど、すごく具合が悪くなってきました。検査を受けても原因がわからないでいる中、人間ドックを受けている最中に倒れて救急搬送。その後も2年にわたって何度か検査を続けて、ようやく続発性副腎皮質機能低下症という診断を受けました。最初は、歩いているだけですごいと言われました。治ることは非常に稀で、一生付き合う病気とは言われています。それでも、原因が分かり、薬が処方されたことで、だんだんと身体との付き合い方が上手くなり、最近では以前のように元気に活動出来るようになってきました。

一番具合が悪かった時期、ShibuyaCross-FMが開局し、「SHIBUYA VOICE」という新番組の担当をしてくれないかというお声がかかりました。局の自主制作番組で、ゲスト様を局からご紹介していただくこともありますが、そうでない時には、自分で渋谷について取材をして、リスナーに届けてほしいとのことでした。二つ返事でお引き受けしたものの、アテもなく、初めはとても苦労しました。

 

自分自身がShibuyaCross-FMというメディアなんだと気づいてからは、とにかく渋谷を歩き回ったり、手当たり次第電話をしたりしました。実際に体験したイベントを、渋谷イベントレポートとして自分のSNSで発信しながら、主催の方に、ラジオにゲスト出演していただいたりしてきました。

番組は2015年からこれまで6年以上、毎週続けています。ゲストの方との繋がりなどたくさんの財産がたまりました。全ての回の原稿は今でも大切に持っています。

体調が悪い時期に初めたものの、体調不良でお休みしたことはありません。どんな時も一緒にいてくれたこの番組と、支えて下さった局の皆さま、地域の皆さま、そしてリスナーの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。

ラジオで知り合った方々とのご縁で、渋谷で催されるいろんなイベントの司会を任せていただけるようにもなりました。

 

そんな中コロナ禍になって、全てのイベントが中止。この後どうしようかと思った時に、教員免許の更新期限が近づいていることに気が付きました。教員免許は、「現役の教員、もしくは教員として勤務経験がある人、採用される見込みのある人」等しか更新講習を受けることができません。そこで、もう一つの夢だった教員としてのキャリアにもチャレンジしてみようと思い立ち、昨年から学校で英語の先生をしています。

 

そのような経緯で、いくつものキャリアを同時並行するいわゆるパラレルキャリアになりました。

 

モデルを通して正しい弓道を伝えていきたい

 

(渋谷新聞)

「弓引くモデル」としても活動されていますよね。いつから弓道をしたいと思ったのですか?

 

 

(舞)

小学生のころからなぜかはわかりませんが、弓道をやりたいと思っていました。その後、弓道が強い高校を調べて、高校から弓道をはじめました。

高校時代に留学して、一度弓道を辞めていたのですが、大学に入ってまた再開しました。モデルになった時には、腕を細くするために辞めた方が良いと言われ辞めていたのですが、今度は弓道をするモデルのオーディションがあり、仕事として弓道をすることになりました。そういった意味ではずっと弓道と共に歩んでいる人生ですね。

弓道は型が厳しいので、人前で見せるのであれば、きちんと練習を続けていく必要があります。そこでまた弓道をきちんと再開することになりました。そうして、気がつけば「弓引くモデル」という名前で活動をするようになっていました。

弓道はできるだけ正しい形で伝えていきたいと思っています。少なくとも、弓の上下くらいは間違えられないように。

今はマイナーかもしれないですが、メディアを通して、弓道らしい弓道が広まっていって、弓道に興味を持ってくれる人が増えればいいなと思います。

かっこいい、やりたいと思って、やってくれる人が増えてくれるといいなと思っています。

 

(渋谷新聞)

最近は虫が好きなモデルとしてInstagramの広告にも出演されていますね。

 

 

(舞)

虫を含めて、生き物が大好きで、Instagramでは虫の写真ばかりあげていました。

虫が嫌いな人もいるけど、私は虫が好きなので、虫のことだけを上げる「ムシスタグラム」アカウントをつくってあげています。そうしたら、フォロワーが200人くらいしかいないのに、広告出演のお声がかかりました。

過去には虫が好きっていうだけで距離を置かれることもありましたが、好きなんだから仕方ないじゃんっていう思いで続けています。

好きなことを好きって言っていい、そういうみんなでみんなを認め合えるような社会が実現できるといいですよね。今回このような素晴らしい形で機会がいただけて、とても嬉しかったです。

 

 

夢を追えない者に夢は教えられない。

 

(渋谷新聞)

人前で話すという仕事には昔から興味があったのですか?

 

(舞)

小学校の授業にプレゼンテーションの授業があって、企業に対してプレゼンテーションをする機会がありました。

その時に、自分が調べたことを人前で発言して、大人からフィードバックしてもらう経験をして楽しいと感じました。

その頃から、人前に立って、いろんな人と関わってお話しする仕事がしたいという思いはずっとありました。

 

(渋谷新聞)

小学校の先生や親御様の影響もあるのですか?

 

(舞)

小学校の頃の音読の宿題に対して、母親がものすごく厳しかったです。

何気なく音読していたら、「そんな話し方で伝わると思ってるの!」って言われて、実際に読んでくれたりしていました。

笠地蔵のお話の中で、「つけなかみかみ、おゆをのんで・・・」という台詞があるのですが、母親から「本当に漬物を噛む感じで話してみて」って言われました。

そうするうちに、音読のクラス代表になって、伝えることが大事なんだなって思いました。それがその後のプレゼンテーションにもつながったのだと思います。

 

高校生の時にアメリカに留学に行きましたが、アメリカでは発言しないと伝わらないので、発言する力がついたと思います。大学に入った後もアナウンススクールに通いましたし、ずっと人前で話すことには興味があったのだと思います。

 

(渋谷新聞)

ところで、内定していた就職先も教育系ということもありますが、教えることには興味があったのですか?

 

(舞)

ずっと教育には興味がありました。

自分自身は勉強が得意じゃなかったので、勉強が得意な子もそうじゃない子もいる中で、勉強そのものだけではなくて、勉強を通して何をやっていくのかということを伝えていくのが楽しいです。

 

大学生のころの教育実習に行った時に教頭先生に言われた言葉が今でも忘れられないんです。

「夢を追えない者に夢は教えられない。やりたいことをやり切ってから教育現場にきてほしい。」と言われました。

 

好きなことをやっている人が教えると、子どもたちに響くと思います。

好きなことは好きなだけやる、なのでゲームをやりたければやりたいだけやればいい。

ただ、やらなければならないこともある。そこで、自分で折り合いをつけて考えてやっていく力を身につけてほしいと思います。その過程で、勉強の重要性にも気がついてもらえれば。

夢は一つじゃなくていい、やりたいことを全部やって、落ち着くところがあると思います。幸せの形は人それぞれなので、画一化しない方がいいと思います。自分が思う幸せの形を追っていって自己実現することが幸せの形だと思います。

 

自分自身は持病もあるので、多少なりとも制約がある中で、自分が出来る最大限、自分がやりたいことで何ができるかを考えて生きています。

誰かに言われたから、こうしなきゃいけない、これが正しい、みたいなものに囚われず、やりたいことをやりたいだけやれるような人生設計をしていけばいい、そういうことが多様性じゃないのかなと考えます。

それを体現して、見えるような形で伝えていく人がいることで、明るくなれる人もいるんじゃないかなと思います。

 

私はいつまでも夢を追って、夢をみせられる人になっていきたいです。

自分で自分の人生を決めていくこと、なりたい自分になれるのが一番いいという価値観を背中で語っていくのがいいと思っています。

 

押し付けたりするわけでは無く、伝えたり見せたりすることで、人と人が影響しあって価値観は変わっていくので、その要素の一つになればいいなと思います。そういった意味では、自分は今はやりたいことをできていると思います。

 

(渋谷新聞)

渋谷でお仕事する機会が多いと思いますが、今後どのような形で渋谷に関わっていきたいですか?

 

(舞)

渋谷の人たちは、みなさん優しくて、暖かい、そして心が広いなと感じています。

今後はラジオの中で、渋谷新聞を読みたいですね!

記事を書いた高校生など、いろんな人たちにゲストコーナーに来てほしいです。アウトプットする場は多ければ多いほどいいと思います。

若い人たちなどの視点がこれからの渋谷を作っていくと思うので、これからの渋谷を見つめていく意味でも、生の声で、お話を伺ってみたいです。

私自身は千葉出身なのですが、活動を通して、大都会の渋谷が、いろんな人たちの思いでつくられているとても暖かい街なんだと気付きました。

街に関わっている人たちの声って、聞いてみないとわからないので、渋谷新聞とご一緒して、掘り起こしてみたいと思っています。

うちもゲストに呼んでほしい!大歓迎です!お気軽にご連絡ください。

ラジオを通して、聞いてくれている人に渋谷の今を伝えていけるのであれば、幸せだなと思います。

 

(渋谷新聞)

最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

 

(舞)

私は、何でも楽しいと思えるのが自分の長所だと思っています。

広く浅くて、専門性がないけれど、いろんなことに興味をもっています。

そういう人もあっていいのかなと思っています。

今、私と同じような病気で働けないという状況の方もいると思います。自分にはコレといったものがないと悩んでいる方もいると思います。どんな状況の中でも、どのような自分になりたいかということを、大切にしてほしいなと思います。それは、自分の好きを自分自身が認めることに繋がります。

幸せの形、好きなものは人それぞれです。多様性の街渋谷で、個性豊かな皆さまとこれから関わっていけることを幸せに思います。皆さまと一緒に今を楽しんでいきたいです。

 

◆萩本舞さんプロフィール

元ミス横浜市立大学グランプリ。モデル・タレント・ラジオパーソナリティ・英語科教員。

現在は渋谷クロスFMにレギュラー出演している他、大手企業広告等に出演中。「弓引くモデル」としてさまざまなメディアで活躍している。

ツイッター  @satsumaimo63

インスタグラム  @satsumaimo63

ムシスタグラム  @mai_mushistagram

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