中学生たちの演劇に感動 アトリア参宮橋で本をテーマに自分らしく生きる対話型イベントを開催

2024年7月7日(日)に参宮橋駅前にある「まちライブラリー@アトリア参宮橋」で本をテーマにしたイベントが開催されました。
内容は3部構成。第1部は本をテーマにした中学生による演劇。第2部はまちライブラリークロストーク、第3部は中高生との対話型ワークショップ。中学生から大人まで多くの人が集いました。

【第1部】久喜市立太東中学校ゲキ部による演劇 ライブラリーで本と出会い、本を紹介する劇

冒頭には、久喜市立太東中学校ゲキ部による「ビブリオドラマ」というライブラリーで本と出会い本を紹介する劇を実施。
太東中学校ゲキ部は全国大会で5年連続で代表に選出された名門です。

「ビブリオドラマ」というのは、部活動指導員として関わっているドラマクリエイター&劇作家のサイトウトシオさんが考えた言葉で、「本のある場所で演じられる、本に関係するドラマ」という意味です。
森の中にある妖怪の本で一杯である図書館のイベントとして上演されるビブリオドラマ。紹介するのは司書役の中学校演劇部員です。

テーマは妖怪、戦争や、生きるということ。すごく難しいテーマを堂々と演じる中学生たちに心を打たれました。
会場に集まった観客の皆さんも思わず涙ぐむ人たちもたくさん。

▲部活動指導員のサイトウトシオ(斉藤俊雄)さん

【第2部】ゲストスピーカー まちライブラリー創始者 礒井純充さん講演

第2部はまちライブラリーの創設者である礒井純充さんを迎え、『テーマ:地域が作る、学生が作る、多世代で作る次世代に繋ぐまちライブラリーの可能性』 について講演しました。ここではモデレーターとして、アトリア参宮橋代表の井尾佐和子さんと渋谷新聞副代表の鏡晋吾が務めさせていただきました。

礒井さんは、前職である森ビル株式会社勤務の頃、社会人、学生が共創して学びを深めるアーク都市塾の推進者でもあります。みんなでつくる図書館をテーマに町なかに「まちライブラリー」を広げ、この10年間で全国に1,150箇所以上のまちライブラリーを誕生させました。まちライブラリーが大切にしているのは、「個」が主役になれる社会的資本づくり。「個人主義」と「利己主義」は違うという話をもとに自分の好きなことを楽しく演じることの大切さを話しました。

【第3部】自分の願いと繋がる対話的ワークショップ ファシリテーター アトリア代表 井尾佐和子さん

私に気づき、私を築く「ワタシクリエイト」をコンセプトにしているアトリア参宮橋。代表である井尾佐和子さんによるワークショップは”自分と繋がる対話”を行いました。

井尾さんによるオリジナルで開発したメソッドをもとに自分を振り返り、グループで共有しました。

イベント終了後はランチ交流会&植本祭を実施

アトリア参宮橋にはtsugugoto cafeというカフェも併設されています。伝統的な調味料や自然の食材を活かした美味しい料理をいただけます。この日いただいたのはキーマカレーとお野菜にお味噌汁。とても美味しかったです。

そして食事の後には参加者の皆さんによる植本。植本というのはみんなが持ち寄った本を紹介しながらまちライブラリーの本棚に置くこと。この日植本された本はまちライブラリー@アトリア参宮橋で読むことができます。

ぜひみなさんもライブラリー@アトリア参宮橋に行ってみてください。

◾️アトリア参宮橋 https://atlya-co.com/

◾️まちライブラリー https://machi-library.org/

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