創業の地から「使い捨て傘ゼロへ」 アイカサ発表会実施

以前、渋谷新聞でも取材させてもらった傘のシェアリングサービス「アイカサ」の丸川照司さん。そのアイカサが何やら渋谷で記者発表をするとのことで潜入してきました。

丸川照司さんの記事はこちら

発表会場は渋谷スクランブルスクエアにあるスクランブルホール。アイカサの発表を聞こうと集まったメディアの方たちで賑わっていました。
環境省サステナビリティ広報大使も務めるお笑いタレント、マシンガンズ滝沢秀一さんの司会進行で軽快にスタート。続いてアイカサのサービスを展開するNature Innovation Group 代表取締役・丸川照司さんから未来に向けたアクションが発表されました。

▲司会者であるマシンガンズ滝沢秀一さん(左)とお決まりの「マックスめんどくせぇ」の決め台詞をいう丸川照司さん

街全体で使い捨て傘の削減を目指す「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for City」

日本では年間8,000万本もの、ビニール傘などの使い捨て傘が消費されていると言います。
家に傘があるのに、予期せぬ降雨で慌てて傘を購入したという方もたくさんいるのではないでしょうか?

そこで2022年に立ち上がったのが「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」。大手企業などと連携し、2030年までに、使い捨て傘の廃棄をゼロにすることを目指しています。
今回新たに発表された「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for City」プロジェクトは、自治体とも連携して街ぐるみで使い捨て傘の削減というもの。
今回、新たに「日本公認会計士協会東京会」と「東京ガス不動産株式会社」が参画し、パートナー企業数が計13社、傘立てのスポット数は全国で約1,600箇所を突破になりました。
この日はパートナー企業の独自のデザインが施された傘がお披露目されました。

▲2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for City参画企業の皆さんと

創業の地、渋谷から「使い捨て傘ゼロ」を目指す

今回はさらに「傘のいらない街 渋谷」プロジェクトも発表されました。
東急不動産HD(株)と連携し、渋谷駅周辺(半径600m)に100箇所以上の傘立て(アイカサスポット)を設置するというもの。これはコンビニの店舗数を上回る数になります。渋谷区、一般財団法人渋谷区観光協会も後援という立場でサポートしています。
発表会には、渋谷区長の長谷部健さんと渋谷区観光協会の小池ひろよさんも参加し、この取り組みへの賛同が示されました。

東急不動産HDは、オフィスビルや商業施設にアイカサスポットを設置します。共同制作したオリジナルデザインの2種類の傘を披露。7月までに100か所、さらに渋谷区内の街の方と協力して150か所の設置を目指していきたいと発表されました。

▲左から東急不動産ホールディングス株式会社グループサステナビリティ推進部部長松本恵様、株式会社Nature Innovation Group代表取締役丸川照司様、渋谷区長長谷部健様、一般財団法人渋谷区観光協会理事兼事務局長 小池ひろよ様

今や全国に展開を広げているアイカサ。運営会社である株式会社Nature Innovation Groupは本社が渋谷区にあるだけでなく、創業も渋谷にある「100BANCH」です。
創業の地である渋谷を今回の記者発表会に選んだのも、渋谷から街のサーキュラーデザインを実現していこうということのようです。
渋谷区から「使い捨て傘ゼロ」を目指し、環境負荷低減と雨の日経済圏の活性化で、渋谷エリア全体の資産価値向上を目指していくとのことです。

今後のアイカサの動きに注目です。

◾️傘のシェアリングサービス「アイカサ」https://www.i-kasa.com/

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