「Fit Your Life.」を渋谷で体現する FABRIC TOKYO 間法佳さん

デジタル世代のためのビジネスウェアブランドを展開するFABRIC TOKYO。FABRICの語源は「構築する」TOKYOの象徴は「ダイバーシティ=多様性」FABRIC TOKYOは”自分らしさをかたちにする”ことに挑戦しています。今回はFABRIC TOKYO 渋谷MODI店で働く間法佳(はざまのりか)さんにお話を伺いました。

入社の決め手は渋谷でした

渋谷MODI店でお客様のコーディネーターとしてお客様の接客をされている間さん。就職活動でFABRICTOKYOの本社に面談に行った際、スーツの会社であるのにもかかわらず、カジュアルな服装の方がいたり、かっちりスーツで決めている方がいたりととても面白そうだと思ったと言います。選考が進むにつれ、会社と自分がフィットしているような、また自分がFABRIC TOKYOで働いているイメージが持てたとのことです。

特に渋谷MODI店は、ひとりひとりのことを考えた店舗設計になっていて、間さんの入社もこの店舗を見たことがきっかけでした。子ども連れや車椅子の方など誰でも使いやすい設計になっており、フィッティングルームには車椅子の方が寝転んで全身を見れるよう天井に鏡が設置されていたり、目に負担がかかるお客様が安心して利用できるよう照明の光量調整ができるようになっていたりと、ひとりひとりのお客様に寄り添って考えられた店舗設計になっています。

FABRIC TOKYO 渋谷MODI All-Gender Storeリニューアルまでのストーリーはこちら

2021年夏、FABRIC TOKYO初となる「All-Gender Store(オールジェンダーストア)」が渋谷MODIに誕生しましたが、オープンから約半年、さらに性別以外にも様々な事情から来店に障壁を感じているお客さまひとりひとりに向き合い、もっと“誰もが”メンズスーツのオーダーを楽しめるお店づくりをするために、区画を大幅に広げて再リニューアルオープンすることになりました。

就活のときスーツを着るのがすごく嫌でした

取り組みがインクルーシブで、女性体型にもメンズパターンでスーツを作れる部分にも惹かれた間さん。就活時、身長が低い間さんに合うサイズのスーツがなかなか見つからなかったり、シルエットがはっきりした型にはまったレディースのスーツとなるとの格好をするのが得意ではなかったそう。しかし、FABRIC TOKYOに入社し、スーツは相手のために着る服だからこそ、着ることで自分に自信がついたり満足したりするための服と思うようになったそうです。

男性の方でも女性の方でも、なぜオーダーがいいのか、なぜメンズパターンがいいのかそれぞれ理由があるはず。接客の際に丁寧なコミュニケーションを取って、ひとりひとりの体型や思いと向き合っています。

相談相手は車椅子で生活する姉

企業が掲げる「Fit Your Life.」の体現は店舗でも感じられるよう。全員が「Fit Your Life.」を自分なりに理解して体現しています。何か店舗で起こった際の従業員の対応や、問題が起きた際の解決スピードはとても速いそう。こうありたい、こうしたいという考え方は違えど、「お客様に似合うものを届けたい」という最終目標をFABRIC TOKYOで働く人ひとりひとりが持っているように感じます。

間さんのお姉様は車椅子で生活されているそう。車椅子で過ごす中、なかなか合うスーツが見当たらなかったお姉様の体験を間近で見ていて、身体的ハンディキャップがある人でも楽しめる世界がいいなと感じていたときに間さんはFABRIC TOKYO渋谷MODI店と出会いました。間さんは、車椅子の方をご案内する際の相談などはお姉様にしているそうです。自分なりの「Fit Your Life.」の体現に向けて日々勉強をしているとのことです。

渋谷らしさも感じるAll-Gender Store

店舗に入るとずらっと生地が並べられており視覚的にもワクワクします。スーツだと約500種類、セットアップだと5/28現在 388種類ほど揃えられており、自分が求めてる機能や、求めてる色味はかなり探しやすくなっています。ひとりひとりちゃんと目で見て確かめて、自分の好きなものを見つけることができます。

FABRIC TOKYOはスーツだけでなくビジネスカジュアルのものもオーダーできます。また採寸は店舗で、購入はオンラインでできるのも1つの魅力。オフの服もオンの服もオーダーでき、またコーティネーターと話しながらの購入、家でリラックスしながらの購入とオンオフ問わずに購入できるのも、まさに「Fit Your Life.」。

渋谷という土地柄の影響か、若い方や外国のお客様はやはり多いようで客層は非常に多様性に富んでいます。しかし、まだまだ渋谷MODI店のインクルーシブについては認知度は高くないとのこと。女性に向けたメンズパターンのオーダースーツや、車椅子の方でも楽しみながら来店できるということを魅力として発信していきたいと間さんは考えているそうです。

それぞれが着たいものを着る、行きたい道を進む。これが間さんが思う「Fit Your Life.」。”自分らしく”は色々なやり方があるので、自分にフィットしたものを見つけていきたいと最後におっしゃっていました。

『「Fit Your Life.」ーひとりひとりの身体と気持ちにフィットするオーダーウェアを通じて、誰もが自分らしい生き方を楽しめるように。』をブランドコンセプトに持つFABRIC TOKYO。ひとりひとりに思いに寄り添うFABRIC TOKYOにぜひ足を運んでみてください。

 

◾️FABRIC TOKYO 渋谷MODI店
所在地: 〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目21−3 渋谷MODI 4F
営業時間: 11:00〜20:00
電話番号: 03-4336-8206
HP:https://fabric-tokyo.com/

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