スタートアップとの共創を
2024年3月6日、Shibuya Startup Deckの参加企業 合計5団体が、スタートアップとの協業に向けたリバースピッチを行うイベント「SSS REVERSE PITCH」が行われました。
この企画は、Shibuya Startup Deckの参加企業と渋谷区が、スタートアップと直接コミュニケーションを取り、スタートアップ企業に解決してもらいたい課題の解像度を上げることで、マッチングに繋げることを目的としています。
Shibuya Startup Deckとは渋谷区と民間企業等によるコンソーシアムで、産官連携でスタートアップの育成を支援するチームです。
公式HP: https://shibuya-startup-deck.studio.site/
イベントの開催にあたり長谷部健渋谷区長から挨拶がありました。スタートアップシティを目指す渋谷が、大企業や行政とスタートアップがコラボすることへの希望が感じられました。
第1部では渋谷区とDeck企業がスタートアップと共に解決したい課題などが共有されました。普段聞くことができない参加団体の抱えている悩みに対し、多くのスタートアップ企業が興味を持っていました。第2部では直接協業の可能性などを会話できる機会が設けられ名刺交換などの交流の時間が持たれました。
参加企業と各課題/募集テーマ
①渋谷区 教育指導課・地域学校支援課
(ア)子どもたちの探究における学びの支援/子どもたちと協働したプロジェクト展開
(イ)幼稚園や学校における周年イベントを地域活性イベントへ
(ウ)外国籍の児童・生徒及びその保護者に対する言語サポート
②渋谷区 国民健康保険課
(ア)渋谷区発Web3.0ウォレット構築と渋谷ハチコイン発行
③パーソルテンプスタッフ株式会社
(ア)“はたらくWell-being”:仕事だけでなく人生もキャリアの一部と捉えた上で、キャリア面で幸福を構築しているか
(イ)Physical Well-being:心身ともに健康で不自由なく行動ができているか
④株式会社デジタルガレージ
(ア)世界へ羽ばたきたい・テクノロジーで未来を切り開きたい!という、熱い想いを持ったスタートアップ
⑤東急株式会社
(ア)廃棄物削減、中水利用などの取り組みの実現
(イ)渋谷の路上ゴミ問題の解決(清掃活動への参加率向上、等)
(ウ)渋谷の公共安全性の向上(監視用カメラを使っての異常予兆検知、等)
よりよい仕組みをつくるために
一般に公開する形でのリバースピッチは今回が初めてだったようです。それにも関わらず参加予約人数は170名越え。Shibuya Startup Deckの参加企業と渋谷区とスタートアップの化学反応に興味を持っている人は多いのではないでしょうか。
本イベントの運営である渋谷区職員 小野寺雄大さんは「大企業(行政)とスタートアップのマッチングが成就できたら嬉しい」と話しており、まさに渋谷区の「ちがいをちからに変える」を体現しているようでした。
また Startup Deck(SSD)では、昨年から開始したスタートアップ認定制度「S-Startups」の2024年度の募集を3月より開始しております。
S-Startupとは、Startup Deck(SSD)を通じて渋谷から多様的な環境の中でも流れる川のようにスタートアップが、恐れずに挑戦し続けることができる土俵を作る、というミッションのもと、渋谷から世界に成長するスタートアップを認定・支援する制度です。
スタートアップエコシステムの拠点都市を目指す渋谷区。これからも渋谷区の積極的なスタートアップ支援や渋谷区初のスタートアップの動向に期待です。
◾️Shibuya Startup Deck
渋谷区と民間企業等によるコンソーシアム Shibuya Startup Deck(シブデック)は、産官連携でスタートアップの育成を支援するチームです。スケートボードのデッキ(板)に由来するこの名前には、ストリートカルチャーの聖地である渋谷にちなみ、スケートボードのように何度も転びながらも、最終的に高くジャンプできるスタートアップをたくさん輩出する場になるようにとの意味が込められています。
Shibuya Startup Deck公式HP:https://shibuya-startup-deck.studio.site