2024年3月13日(水)に渋谷区役所にて「渋谷をつなげる30人」の最終発表会が開催されました。「渋谷をつなげる30人」とは、渋谷区の企業・行政・NPO・市民の30名が参加し、連携して「つながり」を深めながら、課題達成のためのビジネス活動を約半年かけて立案・実行する、まちづくりプロジェクトのことです。(くわしくはこちらの記事をご覧ください)近年では渋谷で生まれたプロジェクトが全国各地に広がっております。
この8期は、砂川颯一郎さんが渋谷新聞メンバーとして参加しています。
7期の記事がこちら:https://shibuya-shimbun.com/archives/4507
長谷部渋谷区長による挨拶の中にも、「色んな立場の人がやりたいことをやれる街にしていきたい。また変化も恐れないで欲しい」とあり、「渋谷をつなげる30人」が持つ可能性について話しておられました。
チームは5つ。
1つめのチームは、デフリンピック企画」
2025年に東京で開催される耳の聞こえないアスリートのためのオリンピックを渋谷で盛り上げるプロジェクトです。渋谷のコミュニケーション言語がより多様になるため会話が様々なカタチで広まる社会を目指します。
2つめのチームは、「I HUG SHIBUYA」
不妊治療の人を応援し当事者が想いや知識を共有できるプラットフォームを作るプロジェクトです。共に助け合えるパートナーと不妊について話し合い、誰もが大切な人と愛を育むことを目指します。
3つめのチームは、「ZitsuWA」
渋谷の孤独について考えるプロジェクトです。渋谷で働く・住む若者の孤独感を問題意識とし、個人が抱える「じつは……」を通して渋谷の場所にホーム感が感じられる居場所づくりを目指します。
4つめのチームは、「渋谷エリート通」
まちづくり参加型自動販売機の新規開発プロジェクトです。自動販売機の利用を通して誰もが気軽にまちづくりに参加できる社会を目指しています。
最後のチームは、「ぷらっとシブヤ」
多世代交流地域で顔見知りを増やすプロジェクトです。ローカルな単位で誰も取りこぼさないコミュニティを作ることを目指しています。
各プレゼンの後には長谷部区長、松澤香渋谷副区長をはじめ渋谷に関わる企業が実現に近づくための講評がありました。
渋谷を拠点に生活・活動するそれぞれの参加者が力を活かし、社会的つながりを強くすることで本質的な社会変容を起こしていく「渋谷をつなげる30人」、通称「渋30」。多様なバックグランドを持つ30人が集まってこそ生まれるイノベーティブなアイディアで都市が変わっていくことを期待しています。