圧倒的に美味しいものをつくって流通させたい (株)OSMIC 中川英之さん / 落合務シェフ

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(左)落合務シェフ、(右)中川英之さん

栽培から販売まで一貫したパッケージで高糖度フルーツトマト「OSMICトマト」を生産している株式会社OSMIC。そこには「圧倒的に美味しいものを作りたい」と、異業種から農業分野へ参入した代表の中川英之さんの熱い思いがありました。

OSMICアンバサダーでもあり、イタリア料理店「LA BETTOLA」オーナーシェフ兼、日本イタリア料理協会会長落合務シェフと共に、お話を伺いました。

※OSMICは2022年5月11日までシブテナスペースにて期間限定で店舗出店しています。

 

美味しい野菜を消費者に直接届けたい。

ーー中川さんは農業とは違う業種のご出身だとおもいますが、農業分野での仕事をはじめたきっかけを教えてください

 

中川英之さん(以下敬称略):

私は、公認会計士であり、いくつかの会社の運営に携わっています。ファンド運営会社の役員だったときに、今の副社長である渡邉と出会ったことがきっかけで、このビジネスと接点を持ちました。それまでは農業のことは全く知らなかったのですが、やってみたらこの仕事が面白くて、7年前に代表になってからは渡邉と二人三脚で運営しています。

 

糖度12を誇るOSMIC FIRST QUEEN

 

ーーOSMICの特徴をおしえてください。

 

中川:

OSMICの仕事は、圧倒的に美味しいものをつくって、正当な価格で消費者に届けることです。その当たり前のようなことができているところが実は多くない。様々な企業が農業に参入しようとして失敗していますが、それにはいくつかの社会的な障壁があります。

OSMICの特徴の一つに島根大学と共同研究でつくった土「オスミックソイル」があります。高密度の微生物が入っているので、病害に強い作物が育ちます。オスミックソイルで育てると、本来農産物が持っている性質が強く出るというのが特徴です。

 

もう一つの特徴は、野菜の流通方法です。

美味しい野菜を追求するには、手間やコストもかかります。なので、通常の流通に乗せたら採算が合わない。そこで、自分達で店舗を出してでも、直接お客様に届けていきたい、生産にかかったコストを適正な価格で直接提供していくというビジネスモデルになります。

 

我々が提供するトマトは他のトマトよりは高いですが、圧倒的に美味しいというその価値をわかってもらえるように、リアル店舗で直接販売することを心がけています。

農業の世界には、昔ながらの商慣習や法規制があって、直接消費者に届けるのが難しい。ただ、アパレルの世界ではSPA(specialty store retailer of private label apparel)と呼ばれる、企画から製造・販売まで一貫した体制が実現している。であれば、我々は農業界のSPA(AはAgriculture)を目指そうと言っています。

自分で企画して、つくって、自分で売ることが大事で、将来種類が増えていくと、OSMICの野菜だけのお店ができたらいいと思っています。

 

 

トマト嫌いの子どもや、若い人に食べてもらいたい

ーー栽培から販売まで一貫して取り組まれているということですが、特にこだわっている点はどのような点ですか?

 

中川:

栽培方法でこだわっているのは、量を求めないことです。通常の流通であれば、重さなどの量で判断されて売買されているので、生産者はたくさん作ることにこだわっています。我々は美味しさに価値を与えているので、一番の優先順位は量ではなくて美味しい野菜をつくることです。

トマトは、他の野菜に比べて、美味しいという価値が少しずつ消費者にも浸透してきてました。トマトであれば美味しさを極めれば高付加価値の物が提供できると考えて、今はトマトに集中しています。果物の世界では、さくらんぼやマンゴーのように高付加価値のものがたくさん出てきていますし、我々もトマトの次の農産物を考えています。

ただ、このトマトは美味しいんですよって言ってもなかなか伝わらない。手にとって、食べてもらうために、落合シェフが我々のトマトを推薦してくれるのは大きいです。

 

ーー落合シェフにお伺いしたいのですが、イタリア料理のトップとして、世界中のいろんな食材に触れられていると思いますが、トマトという食材の大事なところはどのような点でしょうか?

 

落合務シェフ(以下落合):

トマトは甘味だけでなく、ある程度酸味がないとダメです。このOSMICトマトは甘味の中にもきちんと酸味が残っている。この酸味が残っているのが大事なんです。

我々はイタリア料理で、トマトに火を入れてソースにすることが多いのですが、このトマトは生で食べてもらいたい。切って、塩を振って、オリーブオイルをかけるだけで素晴らしい料理になります。

食材がいいと、手間がかからず美味しい料理になります。お好みでチーズを足すとか色々アレンジしてもらっても良いと思います。

朝食からランチ、ディナー、おやつや、おつまみまで幅広く食べてもらえます。

 

ーー他に面白いおすすめの食べ方はございますか?

 

落合:

トーストやバケットをしっかり、カリカリに焼いて、軽く生のニンニクを擦りつけます。その上にトマトを半分に切ってごしごしトマトが崩れるように塗ります。その上に、塩とオリーブオイルをかけて食べると最高です。

 

ーーお二人にお伺いしますが、このトマトはどなたに食べてもらいたいですか?

 

中川:

トマト嫌いの子どもたちに食べてもらいたい。トマトが嫌いという子どもが多いですが、このトマトを食べてくれたら印象が変わるはずです。子どもは素直ですし、味覚が敏感ですからね。

 

落合:

みんなにこのトマトの美味しさを知ってほしいですね。ただ、このトマトを知ってしまうと、他のトマトが食べられなくなるので、不幸がはじまるかもしれませんね笑

 

ーー渋谷からOSMICトマトを発信していくことでどのような人に知ってほしいですか?

 

中川:若い人たちに知ってもらいたいです。確かに他のトマトより高いかもしれないけど、少しお金を出したら日本一のトマトが食べられる。その価値に気づいてほしいです。本当に美味しいものだったら若い人がどのような反応をするのか試してみたいです。

 

 

 

◾️中川英之 略歴

株式会社OSMIC 代表取締役社長

1999年、山田&パートナーズ会計事務所(現:税理士 法人山田&パートナーズ)に入所。公認会計士として監 査・コンサルティング業務に従事する傍ら、2015年、 オーガニックソイル(現:株式会社OSMIC)代表取締役 に就任。AKIBAホールディングス社外監査役、株式会社 アースカラー代表取締役なども務めている。

 

◾️OSMIC FIRST POP-UPストア 出店情報

場所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町16-8渋谷センタービル1F  シブテナスペース

期間:2022年4月29日(金)〜5月11日(水) 11:00〜21:00

 

 

◾️株式会社OSMIC

本社 〒103‐0025 東京都中央区日本橋茅場町2-9-8 茅場町第2平和ビル6F

企業公式HP https://osmic.jp/

OSMICオフィシャルサイト https://osmic.info/

OSMIC FIRST オンラインショップ https://osmicfirst.jp/

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