日本最大のシェアの祭典「シェアサミット2024」にメディアパートナーとして参加

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2024年11月5日(火)に永田町で開催された、年に一回の日本最大のシェアの祭典「シェアサミット」。こちらのイベントに渋谷新聞はメディアパートナーとして関わっております。
今年のシェアサミットのテーマは「ACTIVE CITIZENS 公民連携でつくる持続可能な地域社会」。シェアを
活用した公民連携の最先端事例を取材してきました。

▲数あるメディアパートナーの中に渋谷新聞のロゴがありました!

リラックスした朝のシェア交流会からスタート

シェアサミットの会場は永田町にあるJA共済ビル カンファレンスホール、MIDORI.so NAGATACHO。
朝のシェア交流会から始まり、トークセッションが夕方まで続き、その後「共創ピッチコンテスト」さらにネットワーキングパーティーと丸一日盛りだくさんのイベントです。

▲シェアリングエコノミー協会代表理事の上田祐司さんと石山アンジュさん

まずはMIDORI.so NAGATACHOで行われた朝のシェア交流会。シェアリングエコノミー協会代表理事の上田祐司さんと石山アンジュさんと一緒にコーヒーとベーグル片手に自己紹介や、このイベントに期待することなどをシェア。とてもリラックスした雰囲気でスタートしました。

オープニングトーク、そしてデジタル大臣からのゲストグリーディングも

▲シェアリングエコノミー協会代表理事の石山アンジュさんによるオープニングトーク
▲左上から森戸裕一さん、平将明さん、田中将吾さん、天沼聰さん

メイン会場のJA共済ビル カンファレンスホールは打って変わってパキッとした雰囲気。
シェアリングエコノミー協会の石山アンジュさんと、シェアリングシティ推進協議会の森戸裕一さんからのオープニングトーク。森戸さんからは全国の自治体の10分の1を上回る180超の自治体が同協議会へ参加され公民連携の事例がたくさん生まれているというお話がありました。
続いて、デジタル大臣の平将明さんからはデジタル庁を中心に進めているテクノロジーによる地方創生の推進のお話がありました。さらに経済産業省の田中将吾さんとエアークローゼットの天沼聰さんからは、シェアリングエコノミーを活用することによる環境にやさしい消費活動、さらにサステナブルな消費活動を推進するグリーンフライデーのお話がありました。

※去年のエアクローゼットのグリーンフライデーの取り組みは渋谷新聞でも取材させてもらいました。(記事はこちら

トークセッションがスタート

▲左から東修平さん、菅野大志さん、石山アンジュさん、高橋博之さん

続いて3つの部屋に分かれて合計18個のトークセッションが行われました。
一つ目のテーマはシェアサミットのメインタイトルでもある「ACTIVE CITIZENS 公民連携で作る持続可能な地域・社会」。

石山アンジュさんのほか、雨風太陽の高橋博之さん、山形県西川町長の菅野大志さん、大阪府四條畷市長の東修平さんによる地方自治体の課題と公民連携について議論。高橋博之さんは、特に人手不足を「慢性的な災害」と話され、過疎地域での課題や、災害復興を例に集約化の議論がされました。
菅野大志さんからはNFTを活用したデジタル住民票の取り組みを紹介し、関係人口の拡大策について説明しました。ちなみに西川町にある水沢名水公園の命名権が落札されたのですが、その落札者は明治通り宮下パーク商店会会長でもある百瀬義貴さんです。

西川町HP:水沢名水公園は「フェリシア公園」に生まれ変わります!

サーキュラーエコノミー、ライドシェアと地域交通、ローカルコミュニティなどのトークセッションが展開

▲左上から株式会社クラス 代表取締役社長の久保 裕丈さん、Circular Initiatives&Partners 株式会社 代表取締役の安居 昭博さん、株式会社ジモティー 代表取締役社長の加藤 貴博さん、経済産業省GXグループ 資源循環経済課長の田中将吾さん

続いてのセッションは「サーキュラーエコノミーの”いま” 資源循環型社会実現に向けたシェアの役割」。循環型経済を意味するサーキュラーエコノミーの現状と未来について議論が行われました。経産省の田中さんからは、資源循環が日本の経済成長と持続可能性に重要であると強調しました。不用品の譲渡プラットフォーム「ジモティ」を運営している加藤さんからは、自治体と連携してゴミ削減に取り組んでいると説明がありました。安居さんからは、建築やファッション分野での事例をもとに、企画設計段階から廃棄を出さない仕組みにすることなどの工夫点が紹介されました。消費者サイドがセカンドハンド品に対しての抵抗感が減少しており、今後はシェアリングへの信頼醸成の必要性など産官学連携の重要性が強調されました。

その後も夕方まで3つのエリアに分かれて、ライドシェアと地域交通、ローカルコミュニティなどトークセッションが行われました。メインエリアでは北海道から沖縄まで各地域のキーパーソンが集い、シェアリングエコノミーの紹介が行われ、沖縄のパートでは急遽三線の演奏も始まるなど地域色豊かな展開になりました。そしてトークセッションの締めくくりには「共創ピッチコンテスト2024」が行われ、公共サービス等との共創&連携に挑戦する起業家が登壇しました。

▲ライドシェアと地域交通のトークを終えた、newmo株式会社 代表取締役 CEOの青柳直樹さん、モビリティジャーナリストの楠田 悦子さん、衆議院議員の河野太郎さん、石川県小松市長の宮橋勝栄さん(左から)
▲沖縄のトークセッションでは三線の演奏も
▲共創ピッチコンテスト

ネットワーキングで情報交換

たくさんの企業がブース出展しているネットワーキングエリアではサービス内容に耳を傾ける参加者の皆さん。さらに夜のネットワーキングパーティーでは日本各地の食事や飲み物を手に、自然と人の輪ができ、歓談の声が響き渡っていました。

渋谷区はシェアリングエコノミー協会との協定「シェアリングエコノミーを活用した地域社会的課題の解決に関する連携協定」を締結しています。また渋谷区内にはたくさんのシェアリングエコノミーに関する企業があります。
今回のシェアサミット2024でシェアリングエコノミーの最前線を知ることができました。渋谷区でもシェアリングエコノミーを活用した新たな共創プロジェクトをつくっていきたいです。

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