渋谷公園通りにて、2024年7月22日(月)から8月4日(日)の間、株式会社PR TIMESが開催するプレスリリースアワード2024のメッセージ広告が掲示されています。プレスリリースという、私たちにはあまり聞き馴染みのない言葉について、広報の方にお話を聞かせていただきました。
プレスリリースについて
ーープレスリリースとはなんですか?
プレスリリースとは、新商品の発売や新サービス、新規事業の開始、または企業の経営・人事に関する情報を、メディアの記者が利用しやすい形でまとめた文書や資料です。広報やメディア関係者には身近な存在ですが、一般の人々にはまだ馴染みが少ないかもしれません。そんなプレスリリースを身近に感じてもらいたい、という思いで今回この広告の掲示に至りました。
プレスリリースアワード2024
ーープレスリリースアワードについて教えてください。
先述したようなプレスリリースを私もいつも書いてるんですけど、やっぱりみんな珠玉の思いをこの2枚とか3枚に込めるんです。いかにわかりやすく、魅力的に伝えるかっていうのにしのぎを削っています。そこで、この1年間の中で出していただいたプレスリリースを審査・選考し表彰するものが、プレスリリースアワードなんです。これは2021年から始まって、今回で4回目になります。10月28日を「プレスリリースの日」にPR TIMESが記念日登録しており、今年もこの日に開催します。1等賞を決めるというものではなく、例えばエンパシー賞という、受け手の心を動かし共感を生んだプレスリリースとか。ヒューマン賞という、プロダクトや社員に対する情熱が伝わるプレスリリースとか、ジャンルに分けて表彰しています。そして、それらを表彰させていただくためには、より多くの応募が集まってほしいと考えています。 この広告ではそんな思いを込めています。
ーー誰でも応募可能なのですか?
このプレスリリースアワードは、PR TIMESを使ってもらったプレスリリースに限定してるわけではないので、PR TIMESアワードではなく、自分の会社のホームページに出しているプレスリリースとか、紙で配ったプレスリリースも対象になります。プレスリリースというもの、企業とか団体からメディアへ向けた公式文書を出していれば応募対象になります。この広告は7月22日から8月4日まで、より多く人々が集まる夏休み期間に2週間ほど掲出しています。プレスリリースアワードの応募も、8月7日までなのでぜひ多くの応募をお待ちしています。
▲期間中、配られている3色のフィルターメガネ
3色のフィルターメガネ
ーー今回配っているフィルターメガネについて教えてください
毎日、1時間に多い時で300枚ほど配っています。初日は大体1200枚ほど配りました。この期間中合計2万枚は用意しているので、無くなり次第終了ではあるんですけど、大体それぐらいのペースでお配りはしています。このフィルターメガネは、右下のQRコードから古舘伊知郎さんの実況ガイド付きで、映像としても見ることができます。この広告自体すごく大きくて、よく見てみると気づかなかった絵があったりして面白いので、帰ってからも動画で見られるようになっています。QRコードの隣に点字を貼付していて、視覚障がい者の方もそうでない方も楽しんでいただけるような仕掛けをしてあります。
また、海外の方にも楽しんでいただけるように案内ボードに四カ国語で表記をしたりなどの工夫もされています。期間中11〜18時のフィルターメガネ配布時間にはスタッフが在中しているので、より多くの人に見ていただけたら嬉しいです。
▲日本語を含めた、四カ国語に対応した案内ボード
フィルターを通して見えるもの
ーー広告に込められた思いはなんですか?
これらのフィルターを通して見えるのは、プレスリリースや情報発信を取り巻いている人たちです。青いフィルターを通すと、行動する人たち、「情報のはじまりをつくる人」が見えます。緑色のフィルターを通すと、「それを伝えようとする人」たちがいることがわかります。その行動を伝えようとする広報の人たちが頑張ってマイクの前で喋ったり、プレスリリースを作ったりしている姿です。そして、それらを赤いフィルターで見ることができる「その情報を広める人」、メディアの人たちが、自分たちで編集して世の中に届けようとしているという流れです。この三者三様が重なり合って、みんなで世界を動かしてるよ、社会に情報がこうやって伝わってるんだよっていうことを伝えたいです。プレスリリースは広報やメディアに関わってる人は身近なものですが、まだまだ専門的というか、こうやって街中を歩いてる人たちって知らない人がまだまだ多いと思います。もっとプレスリリースの間口を広げたいっていう思いがあって、老若男女や海外の方にも楽しんでもらえるように、今回渋谷にこの広告を出しました。
ーーなぜ、3色フィルターを使おうと思ったのですか?
情報発信は、誰か1人では成り立たないものです。何かを成し遂げようと行動する人がいて、その頑張りを発信する人がいて、それをニュースにして伝播させる人がいて。やっぱりいろんな多面性、多面的に成り立ってるっていうところをお伝えしたいっていうのがあって、3色フィルターを使った施策に初めて挑戦してみました。
これからの広報
ーーメディアと広報ってどんな違いがあるんですか?
私たちのPR TIMESのサイトも、それ自体がメディアなんですか?みたいに言われることが結構あるんですけど、そうではないです。やっぱり広報とメディアの立ち位置というのは大きく違っています。広報は、自分の会社とか自分の団体の目線で、こういうことを知ってほしい、伝えたいって思いで伝えるものです。メディアがそれを第三者視点で取り上げることによって、付加価値と信憑性がつき、広く世の中に広がっていきます。
私たちPR TIMESの仕事は、プレスリリースを通して行動者自らの言葉・情報を社会に届けていくことです。この絵のように、行動を起こす人、シェフだったり、商品開発する人だったり、プロジェクト始めましょうって頑張る人たち、その頑張りを発信する広報、それを世の中に広めるメディアの存在すべてがないと成り立たないです。行動者から始まるエネルギーがそれぞれの役割を通して伝播し、世の中に良い循環を起こしていくために、私たちは活動しています。
取材を終えて
渋谷PARCO横に堂々と飾られて、人々の目を引く広告。今回お話を聞かせていただいたことで、改めて広報とは言葉が人と物を繋げていくものだと実感しました。今まで出会ってきた商品やサービスに多大なる感謝を伝えたいです。
最後に、
「知らなくて、目を瞑るのか 一枚の何かを通し、知ろうとするか」
◾️株式会社PR TIMES
「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」をミッションに掲げ、「行動者」のポジティブな情報がニュースの中心となり、個人を勇気づけ前向きにする社会の実現に挑んでいます。私たちは人の行動や頑張りの結晶を、その想いを紡いで発表するのがプレスリリースだと考え、企業規模を問わず「行動者」が自ら発信できる、PRの民主化を目指して事業を展開しています。