「己のプライドだけは守り続ける」路上ライブを経てこそ書けた音楽。シンガーソングライターseauka、渋谷MAPSでの弾き語りイベントをレポート

シェア・送る

「最後に披露した曲は『pride』といいます。
路上ライブという賛否両論のある世界では、悔しいことや笑われることも多かったです。その中でやってやるぞ、己のプライドだけは守り続けよう、と書いた曲です。路上ライブをやっていたからこそ書けた曲だなと思います」

シンガーソングライターseauka(しゅうか)さんは、そう観客に語りかけました。この記事ではMAPSで2026年1月に何度も行われた弾き語りイベント、その最終日1月31日の様子をお届けします。

「The東京」を感じる渋谷で歌う夜

▲共にライブを行ったSoyokaさんとHIGH BISCUS

ライブではseaukaさんのオリジナル曲を交えながら、洋楽などのカバーも披露する姿も。小柄な身体から出ているとは思えない、力強く、ハスキーな歌声はその場にいる人々を魅了しました。

「曲を書く時は日本語ベースで書きます。カバーでも日本語の曲を歌うことが多いです。ですが、海外の方々に聞いてもらうとなると、やはり日本語が分からないと意味も届けることができないので洋楽を勉強し、歌いました」

seaukaさんは会場となったMAPSでの工夫についてこう振り返りました。誰もが知っている洋楽や、流行りの音楽を歌い、海外の方だけでなく日本人の方も曲につられて店の中に入り込む様子がありました。

オリジナル曲を披露する際にはseaukaさんの曲に対する思いと共に紹介されました。2月15日にリリースされた『SNOWDOME』は、自身初となるピアノで作曲した楽曲。亡くなった祖父からのプレゼントであるピアノで綴られた曲は祖父に対しての想いが込められています。一曲一曲が自身の経験や想いをもってかかれており、そのリアルな描写が、聞いていて心に響きました。

▲祖父に向けて書いた新曲『SNOWDOME』

また、渋谷はseaukaさんにとって「The東京」を感じる場所だそう。

「渋谷はご飯屋さんやお店が沢山あり、すごく賑わっているので、1人でも怖くないなと感じます。私の『The東京』という場所なので、上京してきたことを意識させてくれる街でもあります。」

大阪出身のseaukaさん。上京してから渋谷で弾き語りをすることもよくあったそうです。その後、活動範囲を広げていき、MAPSをきっかけに渋谷に戻ってきました。渋谷ではワンマンライブを開いたことも。渋谷は思い入れのある街でもあるそうです。

▲高校生の時に書いた曲『Real?』

ライブが終わった後、seaukaさんは繰り返し感謝を述べていました。

「普段、路上ライブをする中でMAPSのようなイルミネーションや提灯などのある準備された環境で歌うことはないので、とても嬉しく、感謝しかないです。また、日本人の方よりも、海外の方が多くいるので今までと違って、海外の方にも私の曲を発信できることがありがたいです」

会場には、彼女の歌声を求めて足を運ぶような根強いファンの方々も目にしました。カメラやスマホで撮影するファンの方につられて、カメラを構える観客も。こうしたファンの方々がいるのはseaukaさんの持つアーティストとしての魅力だけでなく、人柄の良さもあってのことでしょう。seaukaさん自身が自分の誇りやprideを持ったライブは彼女にしか作り得ないものでした。

◾️seauka
大阪府出身のシンガーソングライター。
東京都を中心にゲリラで路上ライブを開催している。
lyricはリアルな背景が描写されており、歌うとハスキーな声が病みつきになる。

◾️Shibuya Streat Bar 『MAPS』
日本酒やカクテルを楽しめるアミューズメントバー。
手持ち花火や星空の下でのプロジェクター観賞、音楽やスポーツ観戦が楽しめるほか、マジシャンやミュージシャンのパフォーマンスも開催。
address:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町26−7 SHIBUYA STREET cafe&bar『MAPS』
instagram: @shibuya_maps

この記事をシェアする
シェア・送る