2024年2月2日(金)SHIBUYA QWSで「メンヘラ・ギャル・アイドルの消費行動から探る、非マス向けプロモーション」をテーマに、従来のマスマーケティングでは捉えづらい消費者層に焦点を当てたイベントが行われました。「メンヘラ」「ギャル」「アイドル」の各属性の特徴や消費行動についての解説、具体的なプロダクトをテーマとして取り上げ、各属性からの視点でライブディスカッションが実施されました。
このイベントは株式会社メンヘラテクノロジー(所在地:東京都渋谷区、 代表取締役:高桑蘭佳)、合同会社CGOドットコム(所在地:東京都渋谷区、総長:バブリー)、株式会社ツギステ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役 橋本ゆき)の3社共同イベントとして開催されました。
”非マス”市場とは?
Z世代の消費行動の多様化により、世代の共通認識が生まれにくくなっている昨今。マス向けのマーケティングへの限界が叫ばれている中、注目を集めているのがボリュームゾーンから離れたいわゆる「界隈」と呼ばれるエクストリーム層の消費行動です。マス向けのコミュニケーションではなかなか発見できない非マス層からの視点は大きなポテンシャルを秘めており、彼女たちの持つ独自の思考は、企業の新規事業開発や商品開発を行う際に非常に貴重な意見として用いられています。
メンヘラ・ギャル・アイドルの属性
前半のセッションでは、メンヘラ・ギャル・アイドルの特徴を登壇者3名の口から紹介されました。登壇したのは、メンヘラ・歌舞伎町アングラ不謹慎暴力冥土バーちんちろりん/棗柘榴江魔(えま氏)、ギャル・合同会社CGOドットコム/miyuna、アイドル・アップアップガールズ(2)/新倉愛海。ファシリテーターは合同会社CGOドットコム kira☆meki ファンタスティックディレクターであるハラミが務めました。
ファシリテーターからされる「1日の流れを教えてください」「良く使うSNSはなんですか?」といった質問に、独特な雰囲気で回答する3名。一般的な、いわゆるマス層の私たちが驚く回答もいくつかありました。
メンヘラ・ギャル・アイドルから学ぶアイディア
後半のセッションでは株式会社オプテージ(大阪市中央区)がアジェンダオーナーとなり、通信をテーマに各属性視点でのディスカッションが行われました。はじめに「通信ってどんなイメージですか?」という問いかけに対し、メンヘラ・ギャル・アイドルの御三方は、よくわからないという回答とは別に、「スマートフォンの通信制限」や「子どもの頃にやっていた3DSでの通信機能」など、通信の情報がないからこそ出る発言でアジェンダオーナーを驚かせていました。
株式会社オプテージからの「通信を使って周りがもっと【沼る/アゲ/推し】の存在になるには?」という質問に対しては、「好きな人の体にSIM刺したい」「電車乗り過ごし防止のために(通信を使って)洗脳して欲しい」「転倒防止のアラート出して欲しい」など、企業の会議室ではなかなか聞くことができない言葉で会場を沸かせていました。
イノベーションは辺境で生まれる
メンヘラ・ギャル・アイドルといった、従来のマスマーケティングでは捉えづらい消費行動者層の消費を深掘りすることは新しいニーズや価値のようなものが見つかるかもしれません彼女たちのリアルな消費行動の解説や通信を題材としたディスカッションを通して、「非マス」市場におけるポテンシャルを体感することができました。
会社概要
株式会社メンヘラテクノロジー
病まないように頑張るのではなく、病んだときの自分も愛せるような方法をプロダクトを通じて実現したい。登録ユーザー数3万人の匿名相談アプリ「メンヘラせんぱい」、イケメンキャストと繋がる個通アプリ「DIALS2」、AI占星術アプリ「異世界鏡リュウジ」など孤独に寄り添うプロダクトを運営中。会社ページ:https://www.menhera-technology.com/
合同会社CGOドットコム
「世の中のバイブスをアゲる👆」ことをミッションとし、🌈ギャルマインド🌈を基軸に事業を展開。主力事業のギャル式ブレスト®は、リブランディンク支援や組織コンサルティングとして取引企業数30社以上(東急建設様、三菱鉛筆様、JR貨物様、札幌市役所様など)。掲載メディア「日本経済新聞」「読売新聞」「NHK」「激レアさんを連れてきた。」など。会社ページ:https://cgo-gal.com/
株式会社ツギステ
「ラストステージより輝く、日常を。」をスローガンに、元アイドルのキャリアサポート事業を展開。アイドル経験者によるカウンセリングや、企業紹介によるマッチングを行う。現役世代からの絶え間ないサポートを目的にアイドルコミュニティの運営も実施。会社ページ:https://tsugisute.com/