東京青年会議所 渋谷区委員会 第48代委員長 小野孝幸さん

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渋谷のラジオでは、渋谷新聞代表の鈴木がパーソナリティをつとめる「渋谷つながる部」という番組があります。

2月10日(木)9:00の放送では、渋谷新聞の公開生インタビューという形で、東京青年会議所渋谷区委員会 委員長 小野孝幸さんをゲストに招いて放送を行いました。

(鈴木)

今日はいつも通り、小野ちゃんと呼ばせていただきます。まずは自己紹介をお願いします。ところで小野ちゃんはラジオは初めてですか?

 

(小野)

はい、ラジオどころか、メディア自体がデビューです笑

私は渋谷区出身ではなくて、愛知県東海市出身です。名古屋の大学を卒業して、名古屋にある会社に勤めたのですが、27歳の時に世界放浪の旅に行きました。その後、東京でニートのような生活をしていましたが、ご縁があって渋谷で仕事をしています。

 

(鈴木)

青年会議所(JC)に入ったきっかけを教えてください。

 

(小野)

若い頃は働いてお金を稼ぐということが良いと思って働いていたのですが、これまでのように経済活動をしてお金を稼ぐのが本当にいいのかなと思うきっかけがありました。ある時、子ども食堂の支援をすることがあって、その時に子どもから「美味しいご飯をありがとう、皆さんの寄付のおかげで元気に暮らせています」という感謝の手紙をもらった時に意識が変わりました。経済活動をするだけでなくて、自分ができることってなんだろうって思って、JCにたどりつきました。社会貢献活動をしたい、また未来の子どものために何か残したいと思って入りました。

将来的には子ども食堂に、運営する立場なのか、食事を届ける支援する立場なのか違う形で関わっていきたいと思っています。

 

(鈴木

JCってどんな団体なんですか?また東京青年会議所と渋谷区委員会とはどのような組織なのですか?ぜひ委員長から教えてください。

 

(小野)

JCはよくボランティア団体だと誤解されるのですが、新しいシステムをつくる、つまり、困っている人が自立的に活動できて、それを支援する団体と言っています。

東京青年会議所は約600名いて、23地区に委員会が設けられていて、渋谷区役員会はそのひとつです。渋谷区委員会は約40名います。JCのメンバーは通常2代目、3代目の経営者や税理士や弁護士などの士業が多いのですが、渋谷区委員会は特殊で、ITなどの経営者や、アーティスト、あと女性比率が高いのも特徴です。

委員会以外にも部会というのがあって、それぞれの社業にも生かすことができるのが特徴です。

小泉進次郎さんなどの政界の人や、本田圭佑さんや市川海老蔵さんのような、普通に仕事をしていたら出会えないような人たちがゲストで来ることもあります。

 

(鈴木)

渋谷区委員会の今年のテーマを教えてもらえますか?

 

(小野)

渋谷区役員会の今年のテーマは「温故知新」です。コロナ禍になり、オンラインがメインになったこともあったので、新しいメンバーにも、改めて団体の活動の原点を知ってもらいたいという思いがあります。

 

(鈴木)

渋谷区委員会の事業を教えてください。

 

(小野)

わんぱく相撲というのを毎年開催しています。今年は5月8日(日)に渋谷区スポーツセンターで開催する予定です。

渋谷区委員会が主体で行う事業(地区推進事業)は8月6日(土)に行う予定で、今年のテーマは性教育とICTと環境をテーマにしています。

環境問題を考えた時に、一番根幹にあるのは教育問題だと思っています。そういった点から一見異なる3つのテーマを掛け合わせています。

 

「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA (SIW)」や「渋谷くみんの広場」にも協力しています。

SIWでは、ダンス文化を知ってもらおうということで、ダンサーの方にトークショーに出てもらいました。渋谷くみんの広場では、渋谷の歴史を知ってもらおうということで、渋谷区内の合計11寺社にインタビューをしました。

 

(鈴木)

SIWでは発表した方が新しいアパレルの事業を立ち上げようとしていて、3月にシブテナスペースで発表予定です。

このような形で、JCに入ると、いろんな繋がりが生まれていきますね。

寺社へのインタビューは面白かったですね。渋谷区の宮司さんは、女性の割合が日本で一番多いみたいですね。そういったことが知られるのもJCならではですね。

 

(小野)

はい、JCでは定期的に見学会もやっているので、ぜひ一度覗いてもらえたらと思っています。

 

(鈴木)

小野さん自身の将来の夢などを教えてもらえますか?

 

(小野)

子どもたちに正しいITリテラシーを身につけてほしいと思っています。ITの正しい使い方を教えていきたいと思っています。子ども食堂についても、今後社会で生きていく上で大事なことを勉学していけるような場所を作っていきたいと思います。

 

放送の様子はこちらからお聞きいただけます。

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