2023年7月15日(土)、渋谷センター街の宇田川クランクストリートで、ゴスペルライブが開催され、美しい歌声が渋谷の街に響き渡りました。
ゴスペルとは「福音」という良い知らせを意味する音楽であり、そのメッセージ性の強さや前向きな歌詞に励まされ、聞いている人々を巻き込み一体とする魅力があります。
そんなゴスペルの魅力で渋谷の街を熱く盛り上げてくれたのは『東京スクールオブミュージック専門学校』のみなさん。ドラムやキーボード、ベースを率いて壮大な音楽、そしてパワフルな美しい歌声は、多くの人が集まる大盛り上がりの2ステージでした。
今回3年生という、みんなを引っ張る立場としてステージに立ち、ソロなどでも活躍した手島さんと村松さんに渋谷のど真ん中でのライブはどうだったのか、聞いてみました。
「実際に機材を運んでリハーサルをするまでは本番のイメージもできず、ちゃんとお客さんに見に来ていただけるのかな?と少し不安でした。しかし、リハーサル中も通りかかった海外の方が中まで見に来てくださったり本番中もゴスペルの曲を一緒に口ずさんでくださったりする方が沢山いらっしゃってとても感動してわくわくしました。
公演ではたくさんのお客さんが私たちの歌を聴いてくださってすごく嬉しかったです。
またこのような場所で誰かに想いを届ける為に歌えたのは私の目指す“誰かの為に何かができるアーティスト”に一歩近づくいい経験になったと思います」
と話す、スーパーマルチアーティストコース、手島 汀さん。その想いが渋谷の街に訪れた多くの人はもちろん、後輩たちにも伝わっていたようでした。
また、アーティスト&プロデューサーコース3年の村松 拓武さんは、
「この場所で学生に何かやってほしいという理由や経緯を聞いた際、僕は渋谷の街に歌を通じて貢献できる可能性を感じ、自分がエンターテインメントの道を選んで間違いではなかったと思いました。渋谷の街を活性化するのは大変ですが、今回のコンサートがその1歩に繋がればいいなと思いました! ライブでは、ゴスペルの魅力の一つである“みんなが参加できる音楽”として、音に乗って身体を動かす人や、手拍子、コールアンドレスポンスなども盛り上がり、年齢や性別、国籍も関係なく多くの人が純粋に音楽を楽しむ様子、その一体感は素晴らしいものでした」
と、その渋谷の街と一体となった喜びを話してくれました。
センター街に接する私道「宇田川クランクストリート」。以前は勝手に喫煙所のような扱いにされ、タバコの吸い殻のポイ捨てや不法投棄が問題視されていた場所です。
そのような場所を隠すのではなくオープンにして活動をすることによって明るい場所に変えようとこれまでも路上ライブ「シブライブ」やマルシェなどを行なってきました。2023年2月にはゴミの撤去・整地がされ、綺麗に生まれ変わり、さらにいろんな活動ができるようになりました。
3月には渋谷区SDGs協会と渋谷新聞・原宿表参道新聞が主催する桜フェスが開催されたのも記憶に新しいニュースです。
そんなクランクストリートでは、今後も若者の挑戦を応援していくそう。
次はどんなイベントが行われるのでしょうか? その素敵な取り組みに、我々渋谷新聞も目が離せません!
⬛︎東京スクールオブミュージック専門学校渋谷 https://www.shibuya.ac.jp