渋谷センター街のど真ん中。まるで秘密基地のような空間が、道の脇、Lストリートに広がっている。渋谷センター街で唯一の合法な路上立ち飲みBARが「Shibuya Street Bar 『MAPS』」だ。ここには、イベントスペースもあり、日頃からさまざまなイベントが開催されている。
2025年10月1日(水)~4日(土)、「MICHInoX(ミチノークス)」が渋谷MAPSでパフォーマンスを披露した。MICHInoXは、2011年4月、東日本大震災直後に「仙台、東北、そして日本を笑顔にしたい」という想いのもと結成された、パフォーマンスユニットだ。

パフォーマンス内容は、「『七福神の舞』〜SHIBUYA ver〜」。海外からの観光客が多い会場に向け、通常は日本語で行われる演目を、特別に英語バージョンで演じた。
会場は序盤から大盛り上がり。手をあげて楽しむ様子や、動画を回す姿が見受けられた。終盤には、入口ギリギリまで溢れかえるほどの大盛況。

「僕ら自身も楽しかったです」
終演後のインタビューで、メンバーの武長さんはそう振り返った。そして一つ、パフォーマンスの中で印象に残ったことがあると言う。
「海外の方は大きいジェスチャーでポジティブなリアクションをするイメージがあったんですけど、そうじゃない反応があって。怪訝な顔だったり、ポカンとしていたり。日本人と同じようなリアクションが見受けられたのが、なんだか嬉しかったですね」
まっすぐにパフォーマンスを届ける6人。観客も会場の空気に触れ、まっすぐに感情を表現したのではないだろうか。

「MICHInoX」は”世界平和”をモットーに掲げる団体だ。そのために必要なのは「元気」だと、代表の武者さんは言う。
「もともと、2011年の東日本大震災で、多くの人が元気を失ってしまったことがきっかけでした。舞台の力で人々を元気にできるんじゃないかとはじまった劇団なんです。こちらが元気なパフォーマンスをしていると、どんな国の人でも、観てくれてる人に元気が伝播していくと感じています」
パフォーマンスを観て、身体ごと包み込まれるような立体的な迫力を感じた。それは「MICHInoX」の全員が笑顔で、そして元気だったから。そこにいる観客を誰一人置いて行かないという、強い意志を感じた。そしてそれが言葉じゃなく感覚として、みんなに広がっていく。まさに、「笑顔は世界の共通言語」という言葉を、体感として理解する空間だった。

「終演後もお話ししたりして、セクシーだねって言ってくれたり、ハートマークをくれたり、ケバブをくれたり! よくわからないパフォーマンスをはさみこむことで、自然と仲良くなれたなと思います。そういったことを許してくれる寛容な場があるということはすごくいいことだなと感じました」
そう話したのは、本田さん。野外で楽しめる空間のバーだからこそ、自然と心がほどけ、開放的に楽しむ気持ちが生まれるのかもしれない。そしてこの日は、舞台にあがったのではなく、観客と同じ目線に立ったパフォーマンスだった。それがまた、この分け隔てない空間をより濃密なものにしていたのだろう。
「Shibuya Street Bar 『MAPS』」では、日頃からさまざまなイベントが開催されている。お酒を片手に、渋谷の明るい夜を楽しんでみてはいかがだろうか。
◾️Shibuya Street Bar 『MAPS』
日本酒やカクテルを楽しめるアミューズメントバー。
手持ち花火や星空の下でのプロジェクター観賞、音楽やスポーツ観戦が楽しめるほか、マジシャンやミュージシャンのパフォーマンスも開催。address:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町26−7 SHIBUYA STREET cafe&bar『MAPS』
instagram: @shibuya_maps











