渋谷で生まれる共創のかたち vol.14「みんなで創る未来のカタチと今までの軌跡」

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今回は初めて行った&& HOLDINGS (アンドアンドホールディングス)全社会レポートについてお話ししていきたいと思います。
初めて全員で立ち返った、“これからの道しるべ” “未来への決意”です。

アンドではなく、アンドアンド。
この言葉には、私たちが大切にしている姿勢が込められています。
ひとつの出会いが次の出会いにつながり、
ある人の成長が、周りの人の背中を押す。
そんな“連鎖”が生まれる場所でありたい。

その想いのもと、太平洋商事(&& HOLDINGS)は、飲食、インバウンド、メディア、教育、地域共創など、多様な事業を立ち上げてきました。一見バラバラに見えるこの事業群は、すべて「街」と「人」を軸につながっています。

多事業だからこそ広がる強み。渋谷という街に特化したからこそ深く価値を生み出す「狭小極深」という独自の価値。渋谷で人生をかけて仲間とともに挑戦しつづけてきたからたどり着いた方向性です。

会社が急速に成長し、事業が増え、仲間も150名規模に膨らむ中で、
「今、自分たちはどこへ向かっているのか?」
その未来の輪郭を、全員で一度確かめる必要が出てきました。
そのために開催されたのが、今回の “&& HOLDINGS 全社会” です。

3名→150名超に!渋谷の街と共に進化した6年間の結晶

僕が働き始めた原点は、1974年に父が創業した太平洋商事株式会社です。
渋谷センター街のど真ん中で不動産業を続けてきた会社で、僕自身も入社してからずっと、街の変化とともに約30年歩んできました。

若い頃、渋谷センター商店街振興組合に入り、お祭りの設営をしたり、会合に参加したり、地道に人脈を築いていきました。「若手がいないなら自分が動く。誰もやらないなら自分がやる。」そんな感覚で、ひたすら現場に飛び込んでいた時期です。その積み重ねが、結果的に今の“渋谷のハブ役”としての立ち位置につながりました。

そこから、不動産だけでなく、教育、メディア、アート、インバウンド、地域共創、飲食と事業は一気に広がりました。でもこれは、ただ事業を増やしたかったわけではありません。

どの事業も根っこにあるのは、「渋谷という街を、もっと良くしたい」
という一本の軸です。

渋谷からはじまった挑戦の連鎖と、「&&」に込めた意味

という名前には、人と人、事業と事業、街と未来を“つないでいく”という強い意志が込められています。
若い会社だからこそ、しなやかに挑戦できる。
挑戦する人が増えるほど、新しい連鎖が生まれていく。
この哲学こそが、太平洋商事の成長を支えています。

最初の頃、僕は学生たちに“機会をつくること”をしていました。
何か挑戦したいと思う子がいれば、そのステージを用意する。
ほとんど趣味のような感覚だったんですが、その機会を受け取った学生が、次は後輩や仲間に同じように機会を渡していく。
その連鎖が本当に嬉しかったんです。

僕の中には「DoDoDoDo」という人生哲学があります。
ビジネスでも勉強でも、自分が実際に体験したことだけが本当の力になるという考え方です。
とにかく動いてみて、失敗したらまた修正すればいい。

よく、“最初にきちんと計画してから動いたほうがいい”と言われます。
でも僕は、まず現場に入り、やってみて、失敗して、また立て直す。
PDCAのP(計画)を最後に持ってくるイメージです。
とにかく最初に DO をする。動き出す。

たとえば店舗出店でも、通常ですと半年間くらいかけてプランを作る。でも、実際にオープンしたら想定外の問題ばかり出てくるのが現実。

それなら数週間、長くても1ヶ月でまず形にしてしまえばいい。
結果的に、その後の修正は必ず出てくるので、最初の長い準備期間を丸ごと短縮する。だから、指針は「DoDoDoDo」で、行動力のある人だけしか、&&にはいらないとそう思っています。

多事業だからこそ生まれる「強さ」

▲事業部説明

ではここで改めて、各事業部の紹介をしていきたいと思います。太平洋商事が展開する事業は、一見バラバラに見えるかもしれませんが、違います。どれも渋谷という「街」、そしてそこに関わる「人」を軸につながっています。

◾️不動産事業部
創業50年の実績を基盤に、渋谷に特化した不動産事業を展開。
相続・事業承継・資産価値向上など、ビルオーナーの課題解決に伴走し、
“街づくりのセンターピン” として地域の未来を支えています。

◾️教育事業部
学校にはないミッションに出会う場所「まなぶや College」
若者向けの起業体験型プログラムを展開し、仲間とともに学び挑戦する環境をつくっています。

◾️インバウンド事業
“渋谷発、日本の魅力を世界へ”。
観光・文化体験・宿泊などを通じて、日本の魅力を海外へ届ける旗振り役を担っています。

・SHIBUYA TSUMUGI
着物を世界へ、未来へ紡ぐをコンセプトのしたシブヤツムギ。
2025年4月には過去最高売上を達成(達成率200%超)。
アップサイクル着物ドレス「つむぎどれ〜ぷ」が大ヒットし、オンライン販売も好調です。

・BAR MAPS
渋谷で唯一“路上飲み”ができるストリートバー。
外国人観光客が多く訪れ、花火や音楽、DJイベントなど渋谷らしい体験を提供しています。

・wapiwapi
「ワクワクが動き出す」英語マンガ専門店ワピワピ。
英語で読める日本マンガを中心に、国内外で人気のフィギュアやポスターも扱う新しいカルチャースポットです。

・ shibuyabai市
センター街で開催されるマーケットイベント。
日本の伝統と渋谷カルチャーを融合した商品を展開し、観光客にも人気の市として定着しています。

・渋ノ屋
渋谷駅から徒歩7分の松濤にあるこの宿泊施設。
「渋谷で遊んで泊まる」一日をイメージして作られモダンな日本インテリアと障子や畳など和なリビングのMIX感が特徴です。

◾️メディアプロモーション事業部
・渋谷新聞/原宿表参道新聞

渋谷、原宿表参道エリアのWebローカルメディア。
イベントや物にフォーカスするのではなく、渋谷を舞台に活躍する「人」にフォーカス。学生ライターが20名ほど在籍しており、&&ホールディングスの事業横断を支えるハブ機能も担っています。

・シブヤキャンバス
渋谷センター街の空き壁面に若手アーティストの作品を展示する屋外広告事業兼アートプロジェクト。「落書きやステッカーを貼られない壁面作り」として、景観向上や治安改善にも寄与しています。

◾️地域共創事業部
・NPO法人「C4C Shibuya」事務局
行政や企業では解決しきれない地域課題に対し、協働・連携でプロジェクトを創出する “コミュニティのためのコミュニティ” 。渋谷の基盤づくりを担う事業部です。

・まちパスポート企画事務局
渋谷センター商店街振興組合主催のイベントの事務局を担当。日々の清掃やパトロール活動以外での、商店街加盟店へのメリットを提供しつつ、センター街の賑わいをより作るイベントを実施。

・かつぎて
「渋谷が黒子となり地域を担ぐ」。渋谷を舞台に、インバウンド観光客に向けて日本全国が地域の魅力を発信し、渋谷から足を運んでもらうスキームを提供。地方自治体や企業が渋谷を使い倒すお手伝い。

◾️コーポレート推進室
&&の戦略と組織基盤を担う部門。データ活用・DX推進を軸に、働きがいと生産性の向上を支え、プロのデザイナーが在籍し&&全体のブランディングを担っています。

◾️ソーシャルインパクト室
・渋谷区SDGs協会
子どもから子どもへをテーマにSDGs教育に取り組む。月に2回実施しているこども食堂では、運営に学生が入り地域のシニアにサポートしていただく。多世代交流の場を運営し、つながりが続く地域コミュニティを育む活動をしています。

これらの事業は、形も対象も確かにバラバラに見えますが、「街を良くし、人を支え、人の挑戦を後押しする」 という思いが共通項です。

この“連鎖の哲学”こそが、アンドアンドの名前に込められた意味であり、
太平洋商事が歩んできた軌跡そのものでもあります。

▲表彰された学生たち

そして、未来へ向けて、新しい評価制度も考えました。
事業が増えて、働き方も役割も増え、150人を超える組織になって、今までのやり方のままだと、「何をどう評価するのが正しいのか?」そこにズレが出てきてしまうと感じていました。
だから今回、新しい評価制度をつくりました。

挑戦したか、仲間を助けたか、どう行動したか。
そういう“行動の質”をちゃんと見える化する「バリュー評価」。
そして、年1回じゃなく、定期的に1on1で話しながら成長を支援できる仕組み。個人としての成長と、チームへの貢献をちゃんと両方見ていく評価です。

制度をつくることが目的じゃなくて、
この会社で働くみんなの成長を後押ししたいという目的で作ったものです。

▲社長賞受賞/インバウンド事業マネージャートモジン

そして、今まで走り続けてきてくれた仲間の頑張りを称えたいと「&&アワード」を表彰したいと思います。

行動力がすごかった人、
渋谷のまちと深く関わってくれた人、
新しいチャレンジをした人、
裏方でチームを支えてくれた人。

一人ひとり、本当に胸を張れる仕事をしてくれました。

最高賞の社長賞には、
インバウンド事業を引っ張ってきてくれたトモジンと、SHIBUYA TSUMUGIを急成長させてくれたなほこさんに贈りたいと思います。

この2人はもう、言葉にできないくらい大きな貢献をしてくれました。

でも正直に言うと、今回ステージに立ったのは一部です。
僕は全員の頑張りに助けられています。
本当にありがとう。

▲社長賞受賞/SHIBUYA TSUMUGIを急成長させてくれたなほこさん

最後に、未来の話を少し。

僕は、この会社はまだまだ伸びると思っています。
若い会社だからこそ、これからつくれることがたくさんある。
街の未来も、自分たちの未来も。だからこそ面白いんです。
渋谷のど真ん中で、また来年もさらに、新しい連鎖をどんどんつくっていきたいと思います。

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