渋谷区神山町に新しくオープンしたCAFE GALLERY & OMIYAGE SHOP「CC」へお邪魔しました!「アソビシステム」が手がけたカフェ。そのCCのコンセプトやフードの種類などを考案された宇佐見 拓夢さんにお話を伺いました!

CCという名前、実はダブルミーニングなんです
──CCという名前の由来は何ですか?
CCはメールの宛先欄の“cc(カーボンコピー)” を意味しています。メールにおいて cc は、情報を共有したい相手に内容を届けるための仕組みですが、この場所もまた人と人とのコミュニケーションを育む場として、多くの出会いや繋がりが生まれる空間として共有したいという思いから名付けました。もうひとつは、アソビシステムが道玄坂で運営するカジュアルバー「CARBON」と、福岡にあるカフェギャラリー「CARBON COFFEE」の姉妹店として、このカフェにも“C”を取り入れようという発想から来ています。「CC」は共有・つながりという意味と、“C”の継承という意味の、二つの想いを込めたダブルミーニングの店名となっています。
──CCの特徴は何ですか?
CCはアートギャラリーとおみやげショップを兼ね揃えたカフェとして運営しており、日本らしさをテーマにしたメニューが特徴的です。オリジナルブレンドのコーヒーや抹茶・ほうじ茶を提供しているほか、軽食として焼うどんホットサンドや卵サンドなどのフードをご用意しています。

また、内装はスタイリッシュな作りになっていてPOP UPや個展の会場としての利用もできます!コラボしているアーティストを目当てに来るお客様も多く、アート作品と一緒に飲み物やフードを楽しんでいただいています。基本的に2週間に一度の頻度で多くのアーティストとコラボしていて、アソビシステムに所属しているイラストレーターや、他にも新しいイラストレーター・クリエーターを発掘する場所として展開を目指しているそうです。
カフェギャラリーに加えお土産ショップというコンテンツも!
おみやげショップの顔を持つCCではオリジナルのお土産を販売しており、ここでも日本らしさをテーマとした商品を手に取ってもらうことができます。手ぬぐいや、オリジナルレモンサワー、ペンやnanananaとのコラボトートバッグなど商品の種類も豊富です!さらに、アーティストとの個展やPOP UPの際は彼らのグッズも販売しているので、時期によって買うことができる商品が変わるのも魅力の一つです。

──奥の空間はどのような意図があるんですか?
今後の話にはなるのですが、イラストレーターの方とのコラボなどもあるのでオブジェの設置やフォトスポットとしても利用できる空間として活用していきたいと思っています。基本的にはカフェですが、イベントもできるしパーティーもできる今までにないオルタナティブなカフェというのを意識して運営していこうと考えています。
CCの設計を担当した建築家・小澤拓夢さんからのコメント
外装はシルバー・ホワイト・ミラーを基調に、どんな色にも染まれる“透明感”を意識しました。外装に使われているシルバーの素材は、実は建設現場の仮囲い材。遊歩道に沿ってリズムよく配置し、仮設材とは思えない、艶のある仕上がりになっています。テイクアウト用のカウンターは、街角の昔ながらのタバコ屋さんの形を現代的にオマージュしたものです。

渋谷を引っ張っていけるような店に
──渋谷の神山町に店舗を構えた理由は何ですか?
現在CCのあるこの場所では、アソビシステムが和風居酒屋を構えていました。しかしコロナウイルスの時期に店を閉じ、そこから新たに事業を展開していこうとなった際にこの場所で店舗を構えることになりました。
──アソビシステムの中での店舗事業の位置づけを教えてください
アソビシステムは、芸能プロダクションの印象が強いとは思うのですが、実際現在は7店舗の運営をしています。お店の力を使って地方を盛り上げていこうという取り組みにも着手していて芸能以外の分野にもかなり力を注いでいます。私は店舗事業をメインで行っているので、今後よりこの事業を盛り上げていきたいと思っています。

──宇佐見さんの仕事の経歴について教えてください!
アソビシステムの店舗事業は12年目で、私は今年で4年目になります。ここに入る前は飲食とアパレルの仕事をしていました。もともと私のアソビシステムのキャリアのスタートは「CARBON」のアルバイトとして、そこから本社に移動して店舗開発という事業に携わり始めました。私は福島出身で、アソビシステムに入社したと同時に上京してきたので都市へのあこがれは大きかったですね。
──渋谷への思いはありますか?
そうですね、アソビシステムは原宿に本社を構えていますが今回の店舗は奥渋に位置しているということで、今後CCから渋谷を引っ張っていけるような店にしたいと思っています。渋谷で一番素敵でかっこいいカフェと名乗れるようにしていきたい。それこそお土産やフードも東京をテーマにしているので、このCCを起点として渋谷を盛り上げていきたいです!
──オープンまでに苦労したことは何ですか?
カフェギャラリーというのは最近よくある形態だと思うのですが、お土産ショップというコンテンツが今までにないカフェの在り方ということでオリジナルグッズの作成にはかなり苦労しました。クリエイティブ事業部と試行錯誤しながらつくったりというのがとても大変な部分でしたね。提供しているフードもしっかりしたものを提供したかったのでどこのミカンジュースが一番おいしいのかといったことも話し合いながら進めていました。
今回はCCについてのお話と、宇佐見さんのお仕事やCCに対する思いなどについてお話しいただきました!私自身あまり神山町へ訪れることは無かったのですがCCができたことで神山町方面がぐっと身近になりました。ちなみに私は抹茶をいただいたのですがとても濃厚でおいしかったです。渋谷でカフェに迷ったときはぜひ「CC」に足を運んでみてください!
◾️CAFE GALLERY & OMIYAGE SHOP「CC」
住所:渋谷区神山町10−14
Official site:https://cctokyo.my.canva.site/
Instagram:@cc_tokyo_
◾️宇佐見 拓夢
ASOBISYSTEM 株式会社グループのASOBILIFE 株式会社にて店舗事業を務める。