【開催レポート】ウクライナ避難民“アニャ”の成人式に振袖を!

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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから、間も無く三年目に入ろうとしています。市民の死者は少なくとも10,000人を越え(国連・12月11日時点)、世界各地に滞在しているウクライナ難民 635万7100人(UNHCR・2023年12月31日現在)となり、日本も2000人ほどウクライナからの難民を受け入れています。

10ヶ月ほど前にウクライナから単身、避難民として日本へやってきた少女”ANNA(アニャ)”の成人に着物を着せて祝ってあげたい、そんな願いを叶えるべく、多くの人が動いたレポートです。

今回の発起人となった永野秀樹さんは特定非営利活動法人「絆プロジェクト2030」の代表であり、来日ウクライナ難民支援&交流プロジェクトを主宰しています。

永野さんご夫婦とアニャさん

そこで出会ったウクライナからの難民アニャさんに、永野さんの奥様が「私の着た振袖を着させてあげたい」とSNSで呟いたことがきっかけで、渋谷新聞代表の鈴木大輔氏、「シブヤツムギ」で着付師として活動する高畑なほ子氏が協力することに。センター街にある着付体験ショップ「シブヤツムギ」にて着付、センター街での撮影が行われました。

着付師の高畑なほ子さん

この日は、恵比寿にある美容室「OPSIS Kalon」にてヘアメイクをしてもらった後、渋谷にやってきたアニャさん。少し緊張した面持ちで、初めての振袖です。襦袢や補正など工程の多さに少し驚いている様子。

実際に振袖を羽織ってみると、その華やかさに目を輝かせてとても嬉しそうな表情を浮かべます。古典柄の朱色の振袖に、鮮やかで美しい緑の帯が、目鼻立ちのしっかりしたアニャさんの美しさを引き立てます。

グッと締め上げる帯が苦しくないかと聞いても、余裕の笑みを浮かべるアニャさん。帯揚げを直せば完成で、その完璧な仕上がりにみんなうっとりです。

渋谷新聞代表鈴木も一緒に記念写真

センター街での撮影ではノリノリでポーズを決め、モデルのよう。多くの人たちが振り向き、アニャさんを見ていました。なかにはツーショット撮影を頼まれて、まるで有名人のようでした。

 

とてもよい経験になったとみんなにお礼を言っていたアニャさん。その笑顔が連鎖して、周りの人たちも幸せな気持ちに。

ウクライナ事情がこれだけ大きなニュースになっていても、自分にできることがうまく見つからずにいたなかで、今回の交流は我々とって貴重な経験になりました。

 

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