ファッションを通じて「和」の文化を広めたい。SIW 2023 Student Ambassador 西島和来さん 21歳

2023.12.17

アート文化

#SIW

中山美怜

旅行、カフェ巡り、サッカー観戦が好きな大学生。何事にも前向きな気持ちを持つことを日々大切にしています。文章を読むことはもちろん、書くことも大好きです！

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2023年11月に渋谷区で開催された「Social Innovation Week 2023」。そこでSIW 2023 Student Ambassadorとして活動している大学3年生の西島和来さん。

私が初めて西島さんとお会いしたとき、彼女の纏う洋服やファッションに対する想い、さらにはインスタグラムで自らファッションを発信している姿に強い魅力を感じました。

そこで、本記事では、西島さんの大学生活や興味、将来の夢などをお聞きして、彼女の魅力に迫りたいと思います。（2023年11月21取材）

西島さんの大学生活

ーー大学ではどのようなことを学んでいますか？

津田塾大学総合政策学部に所属しており、英語や社会問題、情報学を学んでいます。
現在は、経済学のゼミを専攻し、特に行動経済学に興味を持っています。
高校時代の課外活動を評価してもらえたことと、渋谷区という立地の良さに惹かれてこの大学を選びました。

ファッションとの出会い、ファッションへの想い

ーー現在、興味があることは何ですか？

服作りです。きっかけは、大学1年の時にファッション系のサークルに入ったこと。
そのサークルでは、年に1度開催されるファッションショーに向けて、日々の活動に取り組んでいます。
複数の部署に分かれて活動していて、その中で私は服の制作を担当しています。
その影響もあり、大学2年生の頃から、サークルとは別に、趣味として服作りを始めました。

ーー西島さんのインスタには服作りに関する投稿が数多く見られます。

そうなんです。（手作りの服を持ってきてくださいました。）
これはインスタにも投稿したのですが、古着の着物と残りの布を合わせて作りました。

ーーどのくらいの時間をかけて作ったのですか？

換算すると丸2日くらいかな… 大体1日、7〜8時間かけて制作しました。
作り始めたらやめる方が難しいです！笑

ーーインスタには西島さんが実際に着ている写真がありました。

はい。これを着て銀座をお散歩しました。
相当目立った気がします。笑

ーー服作りをするときに、心がけていることはありますか？

純粋に、自分が着たいと思う服を作ろうと心がけています。
特に、着物のリメイクでは、いかに自分の普段着に馴染ませられるか、工夫を凝らします。
一目で着物とわからず、よく見た人が「もしかして？」と思うくらいのデザインが理想です。

新しい「和」のファッションを作りたい

ーー将来の夢や目標は何ですか？

今抱いている夢は、ファッションを通じて「和」の文化を広めることです。
着物と並ぶような、新しい「和」を表現できるファッションを作りたいと思っています。

ーー西島さんにとって、日本文化はどのようなものですか？

味わえば味わうほど、その意味の深さを感じることができるのが日本文化だと思います。
私は昔から日本文化に興味があったように思います。
茶道や書道、浮世絵などに小学生の頃から関心がありました。
着物は特に、卒業式や成人式などの行事で着させてもらう時のワクワク感が好きです。
着物には、「着る理由がある」と感じるんです。
自分が生まれ育った国の服を纏うことには特別な意味があると思うし、歴史上の一員になったような誇らしさを感じます。

ーー西島さんにとって、渋谷はどのような場所ですか？

“人の目に触れる場所”だと思っています。
世界から注目されていますし、“日本といえば”という観光スポットであると感じています。
それに、自分が渋谷に行く時も、ほかの街に行く時以上に服装を気にします。
そう感じる場所は、私にとって、渋谷しかない気がします。
渋谷に行く時には、いつもよりちょっとおしゃれしていきたいですし、渋谷を歩いている人のファッションにもすごく目がいくので、そういう意味でも“人の目に触れる場所”だなと思っています。

ーーこれから渋谷にどう関わっていきたいですか？

もっと渋谷に愛着を持ちたいです。
渋谷区にある大学に通っていることもあり、大学生になってから渋谷に縁を感じるようになりました。
そのため、私にとって渋谷は、大学生活の舞台のような場所でもあります。
大学生活の思い出が詰まった街だからこそ、貢献していきたいという気持ちもありますし、常に注目したいと思っている場所です。
これから先、大人になっても、常に縁があるといいなと思っています。