渋谷で生まれる共創のかたち vol.12「挑戦が循環する街へ/渋谷に育つ人材エコシステムの未来」

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渋谷という街で、多くの若者たちと出会ってきました。
不動産、イベント、まちづくりなど、分野は違っても、この街には、何かを始めようとしている人、“挑戦している若者”が本当に多い。
ですが、実際は、挑戦を続けられる人は、実はそう多くない。
お金が続かない、居場所がない、相談できる人がいない。
それが、今のリアルです。

そんな課題を前にして、僕たちが立ち上げようとしているのが、若者支援のための統合プラットフォームです。

“集める”ではなく、“集まる”仕組みを

今、「お互いに吸収し合い成長する」という意味と「人が自然に集まり、混ざり合い、また広がっていく」という願いを込めて、sponge(スポンジ)という場を提供しています。

“集める”のではなく“集まる”イメージです。
自然に人が寄ってくる。吸収し合い、育ち合い、そしてまた外へ広がっていく。「教える」でも「育てる」でもなく、“一緒に育つ”。そんな循環をつくりたいと思っています。

今、渋谷でやっていることの延長線上に、教育も、起業も、地域づくりも、全部つながっている感覚があり、スポンジはまさにその“接続点”になる存在なんですよね。

「&& expand」――人が育つエコシステム

僕たちの会社・太平洋商事(&&)の中には、この考え方を形にするプロジェクト「&& expand(仮)」という仕組みがあります。

expandは、人材エコシステム=プラットフォーム。
人が集い、経験し、学び、成長し、巣立ち、そして異なる立場でまた戻ってくる循環をつくる。

「優秀な人を集める」のではなく、「集まる環境を整える」。
「育てる」のではなく、「機会を提供する」。
そんな考え方をベースに構想しています。

  • 中高生には、インターンや「渋谷新聞」などへの参加を通してつながり、
    大学生が高校生の受験支援をする仕組みもつくります。
  • 大学生・大学院生には、就職・起業・進学・留学の選択肢を支援。
    1年間休学して挑戦できる制度や、生活費・学費のサポートも構想しています。
  • 社会人には、社内起業や社内昇進のパスを。

つまり、学び・挑戦・ネットワーク・資金・メンタリングをすべて横断的に支える仕組みです。キャリアは一本の線じゃなくていい。

戻ってもいいし、遠回りしてもいい。挑戦したいときに、ちゃんと戻ってこれる場所があることが大事だと思うんですよね。

“失敗できる街”を、渋谷からつくる

挑戦には、いつも失敗がつきものです。
だからこそ、&& では「何度でも挑戦できるセーフティネット」をつくります。

失敗しても戻れる場所がある。
会社の住所やスペースを無償で使える。
仲間や先輩が話を聞いてくれる。

そんな環境があれば、若者はもっと自由に翔けるんじゃないか。

渋谷という街には、
失敗しても、やり直しても、応援してくれる人がいる。
その空気を全国に広げたいと思います。

僕たちがやりたいのは、“支援”じゃなく“共創”です。

僕をはじめ大人も、「教える人」じゃない。
「一緒に育つ人」だと思っています。

資金や場所、外部の講師や仲間をつないで、
誰かの挑戦がまた次の誰かを動かしていく。
そんな“共創できる場”をつくりたい。

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